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【2月21日の中国本土市場】

2019.02.21 17:30

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が4日ぶりに反落し、前日比0.34%安の2751.80ポイント。B株指数は反発し、0.08%高の286.55ポイント。深セン市場は深セン成分指数が反落し、0.25%安の8451.71ポイント。B株指数は4日続伸し、0.61%高の943.92ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約24%増加し、概算で6187億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しが続いたが、規模はやや縮小。それぞれの買越額は17億1900万元、9億3100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 李克強首相が20日の国務院会議で、安定的な金融政策に変更はなく、「洪水」のような大規模な緩和策は実施しないとあらためて表明。これを受け、上海総合指数は小安く寄り付き、前日終値を挟み、一進一退。後場に入ると、上げ幅をやや拡大し、200日移動平均線を上抜ける場面もあった。しかし、上値は重く、小幅安で引けた。上海と深センの両市場はいずれも全体の7割の銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.42%安。中小企業板指数は0.24%安だった一方、創業板指数は0.29%高だった。両市場の売買代金は2日ぶりに6000億元を回復した。

 主力セクターでは、証券株が引き続き強い。中信建投証券'A'(601066.SS)が6.02%高、東方証券'A'(600958.SS)が4.26%高、中信証券'A'(600030.SS)が1.54%高。自動車株も堅調。経営トップの交代が伝わった一汽轎車(000800.SZ)が4.90%高だったほか、タイでの生産拠点の設立が決まった長城汽車'A'(601633.SS)が4.64%高。香港市場での自動車株の大幅上昇も追い風となり、同業の銘柄も連れ高となった。一方、保険株は概ね利益確定売りに押された。

 そのほかでは、25日から始まる「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2019」を控え、5G(第五世代移動通信)関連株が堅調。春興精工(002547.SZ)がストップ高だったほか、MWC2019で初の5Gフラグシップスマホを発表する予定の中興通訊'A'(000063.SZ)が5.45%高。一方、OLED(有機EL)はまちまち。華映科技(000536.SZ)がストップ高、欧菲科技(002456.SZ)が3.27%高。一方、TCL集団(000100.SZ)は2.46%安、京東方科技'A'(000725.SZ)は2.08%安だった。外電によると、京東方科技'A'はアップルにOLEDを供給する資格を得たもようだが、株価がすでに大幅に上昇したこともあり、軟調に推移した。

 上海B株市場は全体の5割あまりの銘柄が下落したが、深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
 
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