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【2月19日の中国本土市場】

2019.02.19 17:20

 主要指数はまちまち。上海市場はいずれも続伸し、上海総合指数が前日比0.04%高の2755.64ポイント、B株指数が0.04%高の286.32ポイント。深セン市場は深セン成分指数が反落し、0.07%安の8440.87ポイント。B株指数は続伸し、0.02%高の937.86ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約1割増加し、概算で6058億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しが続いたが、規模は縮小。それぞれの買越額は14億1800万元、4億6700万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 劉鶴副首相が米中通商協議のため21~22日に訪米。また、国務院は粤港澳大湾区(ビッグベイエリア)の綱要を正式に発表した。これらを好感し、上海総合指数は小高く寄り付き、前場は総じて小幅高で推移。後場に入ると、昨日の大幅高による利益確定売りが優勢となり、概ねマイナス圏で推移。かろうじて終盤で上げに転じた。上海市場は全体の5割半の銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.14%安。深セン市場の下落銘柄は5割。中小企業板指数が0.23%高だった一方、創業板指数は0.53%安だった。両市場の売買代金はさらに膨らみ、約11カ月ぶりに6000億元台を回復した。

 主力セクターでは保険株が堅調。株価水準がヒストリカル的に割安と指摘したアナリストレポートが買い材料視された。中国人寿保険'A'(601628.SS)が3.19%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が1.51%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が0.83%高だった。証券株も概ね続伸。東方証券'A'(600958.SS)が6.72%高、光大証券'A'(601788.SS)が4.08%高、広発証券'A'(000776.SZ)が1.09%高。売買代金の増加が続いていることが好感された。金融緩和による流動性改善と一段の政策期待を背景に、上昇相場は続く可能性が高いと証券各社が分析したことも手がかりとなった。

 そのほかでは、「粤港澳大湾区」関連株が強い。同地区にある港湾・不動産・建設関連株がそろって上昇。塩田港(000088.SZ)、広州港(601228.SS)、珠海港(000507.SZ)がそろってストップ高、格力地産(600185.SS)が7.09%高、深セン天健(000090.SZ)が5.05%高だった。一方、5G(第五世代移動通信)関連株は利益確定売りに押された。烽火通信(600498.SS)が1.90%安、鵬博士(600804.SS)が1.57%安、中国聯通(600050.SS)が1.20%安。OLED(有機EL)関連株も軟調が目立った。天馬微電子(000050.SZ)こそストップ高だったものの、東材科技【売付のみ】(601208.SS)は2.41%安、TCL集団(000100.SZ)は2.11%安となった。

 上海B株指数は全体の5割の銘柄が下落。深センB株市場は5割の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
 
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