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【2月18日の香港市場】
2019.02.18 17:54
主要指数は3日ぶりに反発。ハンセン指数は前営業日比1.59%高の2万8347.01ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.93%高の1万1149.02ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ7%減少し、概算で950億6300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が買い越しに転じ、買越額は4億7600万元。深セン経由は8億7500万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が反発。米中閣僚級会談がワシントンで今週も継続すると報道され、交渉進展への期待が追い風となった。良好な外部環境を背景に、香港市場は主要指数が高く寄り付き、その後も堅調に推移。ハンセン指数は終値で節目の2万8000ポイントを回復した。ただ、メインボードの売買代金は4日ぶりに1000億HKドルを下回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約12%だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、三大石油株が強い。中国石油天然気(00857.HK)が上昇率1位の4.61%高、中国石油化工(00386.HK)が同5位の3.22%高、中国海洋石油(00883.HK)が3.01%高。年内にも国有石油大手三社のパイプライン資産を分離し、新会社を立ち上げる可能性があると報道されたことが手がかりとなった。吉利汽車(00175.HK)が反発し、3.00%高。中国の1月の乗用車販売台数が前年同月比で2ケタ減となったが、材料視されなかった。先週末に売られたマカオのカジノ株がそろって反発し、サンズチャイナ(01928.HK)が3.05%高、銀河娯楽(00027.HK)が2.22%高。
一方、不動産株の一角が軟調。太古A(00019.HK)が下落率1位の0.76%安、中国海外発展(00688.HK)が同3位の0.17%安だった。その他の銘柄では深セン国際(00152.HK)が3.35%高。粤港澳大湾区(ビッグベイエリア)の綱要が今日にも発表されると報道されたことが買い材料視された。本土系証券株が強い。中信証券(06030.HK)が6.61%高、光大証券(06178.HK)が3.90%高。中国政府が国有企業の金融資産を再編する計画を検討していると報道され、思惑買いが広がった。15日にA株が上海証券取引所に上場した福莱特玻璃(06865.HK)が5.81%高だった。(投資調査部・関)
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