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【2月18日の中国本土市場】
2019.02.18 17:19
主要指数はいずれも大幅高。上海市場は上海総合指数が3日ぶりに反発し、前営業日比2.68%高の2754.35ポイント。B株指数は反発し、1.92%高の286.20ポイント。深セン市場はそろって反発し、深セン成分指数が3.95%高の8446.91ポイント、B株指数が2.30%高の937.66ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約3割増加し、概算で5477億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しが続いた。それぞれの買越額は24億100万元、27億8200万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米中通商協議は継続で合意。15日の引け後に発表された1月の人民元建て貸出純増額と社会資金調達規模の伸び率は、ともに市場予想を上回った。また、株式上場投資信託(ETF)への資金流入が拡大しているほか、信用買い残高も増加が続いている。好材料が目白押しのなか、上海総合指数は高く寄り付いた。序盤で2700ポイントを取り戻すと、さらに上げ幅を拡大。後場も堅調に推移し、高値引けした。上海・深セン両市場はほぼ全面高となり、下落銘柄はいずれも10銘柄弱にとどまった。上海市場の大型株で構成される上証50指数は2.59%高。中小企業板指数は3.82%高、創業板指数は4.10%高だった。売買代金は昨年4月以来の5000億元台に乗せた。
主力セクターでは、証券株が特に強い。興業証券(601377.SS)がストップ高、中信建投証券'A'(601066.SS)が6.49%高、中信証券'A'が(600030.SS)が6.33%高、華泰証券'A'(601688.SS)が6.08%高。保険株も堅調。中国人寿保険'A'(601628.SS)が4.40%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が3.35%高、平安保険'A'(601318.SS)が3.22%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が3.00%高だった。大手銀行株も上昇したものの、上昇率は1~2%と上海総合指数には及ばなかった。
そのほかでは、OLED(有機EL)関連株が再び大きく上昇。天馬微電子(000050.SZ)がストップ高、欧菲科技(002456.SZ)が9.21%高、京東方科技'A'(000725.SZ)は5.58%高。また、半導体や電子部品などハイテク関連株も大幅高。江蘇長電科技(600584.SS)と環旭電子(601231.SS)がストップ高、立訊精密(002475.SZ)が6.72%高。上海証券取引所がハイテク・イノベーション型企業向け株式市場「科創板」の創設に向けて準備を進めていることが材料視された。
上海B株指数は全面高。深センB株市場も1銘柄のみ下落となり、ほぼ全面高となった。(投資調査部・李)
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