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【2月14日の香港市場】
2019.02.14 18:04
主要指数は4日ぶりに反落。ハンセン指数は前日比0.22%安の2万8432.05ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.25%安の1万1170.35ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ14%減少し、概算で1038億2800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が1億7900万元の買い越し。深セン経由は5億2900万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が続伸。米中貿易交渉の進展に期待が集まり、投資家心理が改善した。こうしたなか、昨日まで3日続伸していた香港市場は主要指数が低く寄り付いた。米中閣僚級会談が本日から始まったことを受け、その後は様子見ムードが広がり、小幅な値動きに終始した。中国の1月の貿易統計は輸出入ともに予想を上回ったが、旧正月連休による影響を指摘する向きもあり、特段材料視されなかった。メインボードの売買代金は2日連続で1000億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約9%だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、中国海外発展(00688.HK)が上昇率1位の2.24%高。1月の不動産販売額が前年同月比12%増だったことが買い材料視された。フォーブス発表の香港長者番付で李嘉誠氏が引き続きトップの座を維持。これを受け、長江和記(00001.HK)が上昇率5位の0.93%高、長江基建集団(01038.HK)が同6位の0.86%高だった。
一方、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(02382.HK)が下落率1位の5.03%安。2018年12月本決算が12~15%の減益見通しと発表し、失望売りに押された。同業の瑞声科技(02018.HK)が下落率4位の2.84%安。1月の中国のスマホ出荷台数が前年同月比11.4%減だったことも売り材料となった。テンセント(00700.HK)が1.72%安。同社傘下のゲーム開発会社「スーパーセル」の18年のコア利益が前年比26%減だったと報じられ、嫌気された。その他の銘柄では、化粧品小売大手の莎莎国際(00178.HK)が9.09%安。旧正月期間中の売上高が前年同期比4.8%減だったことから、売りが集まった。(投資調査部・関)
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