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【2月12日の中国本土市場】

2019.02.12 17:39

 主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が4日続伸し、前日比0.67%高の2671.89ポイント。B株指数は3日続伸し、0.35%高の278.90ポイント。深セン市場は深セン成分指数が4日続伸し、1.14%高の8010.07ポイント。B株指数は3日続伸し、1.58%高の910.23ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約13%増加し、概算で3652億元。約2カ月ぶりに3500億元を超えた。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しが続いた。それぞれの買越額は27億7900万元、29億1500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 旧正月連休明け11日の中国本土市場は、連休前の最終取引日(1日)の流れを引き継ぎ、大きく上昇。1日は上海総合指数が終値で心理的節目の2600ポイント台を回復したほか、これまで軟調だった中小型株関連指数が急騰し、投資家心理が好転した。株式市場や銀行資本強化の支援策を背景に、投資家のリスク志向が改善したもよう。11日の信用取引残高は約2カ月半ぶりに増加に転じた。

 また、香港経由のA株投資は買い越しが続いており、MSCI新興国市場指数のA株組み入れ比率見直しの発表を控え、海外資金の流入期待が高まっている。本日の上海総合指数は朝方こそ前日終値を挟んでもみ合ったが、その後は堅調に推移。上海・深セン両市場はともに全体の8割半の銘柄が上昇した。なかでも、中小型株が引き続き堅調。上海市場の大型株で構成される上証50指数が0.22%高だった一方、中小企業板指数は1.21%高、創業板指数は1.22%高だった。

 セクター別では、上昇が続いていた金融株の軟調が目立った。特に保険株では、太平洋保険'A'(601601.SS)こそ1.29%高だったものの、中国人寿保険'A'(601628.SS)が0.65%安、平安保険'A'(601318.SS)が0.18%安。銀行株は、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.17%高だった一方、招商銀行'A'(600036.SS)は0.23%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.14%安だった。

 一方、医薬品銘柄が総じて堅調。国務院が一部の治療薬に対し、3月1日から増値税(付加価値税)優遇措置を実施すると発表したことが好材料となった。康美薬業(600518.SS)がストップ高、復星医薬'A'(600196.SS)が4.92%高、華海薬業(600521.SS)が4.16%高。 また、OLED(有機EL)関連銘柄ではストップ高銘柄が目立ち、そのほかのセクターもおおむね上昇した。

 上海B株市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇。深センB株市場は6割半の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
 
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