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【2月8日の香港市場】
2019.02.08 17:50
旧暦いのしし年の最初の取引日は、主要指数がいずれも下落。ハンセン指数は反落し、前営業日比0.15%安の2万7946.32ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は続落し、0.72%安の1万956.58ポイントだった。メインボードの売買代金は、概算で812億7500万HKドル。なお、旧正月にともない「港股通」(本土からの香港株投資)は停止しており、再開は2月11日を予定している。
ニューヨーク市場はダウ平均が続落。トランプ大統領が習近平・国家主席と3月1日までに会談する可能性は低いと報じられたことなどが嫌気された。こうしたなか、香港市場は主要指数が低く寄り付いた。米国の無線ネットワークに中国製の通信機器を使用することを禁止する命令に、来週にもトランプ大統領が署名すると報道された一方、3月1日以降も対中関税は現在の水準を維持するとも報じられた。好・悪材料が伝わるなか、主要指数は下げ幅を縮める展開。ハンセン指数は後場の後半で一時、節目の2万8000ポイントに乗せる場面もあったが、引けにかけて売られた。ただ、港股通が停止していることもあり、メインボードの売買代金は900億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、スマートフォン部品の関連株が大幅高。舜宇光学科技(02382.HK)が上昇率1位の3.71%高、瑞声科技(02018.HK)が同2位の2.97%高だった。不動産株が本土系・香港系ともに強い。碧桂園控股(02007.HK)が上昇率5位の2.16%高、信和置業(00083.HK)が1.86%高、新世界発展(00017.HK)が0.97%高、恒基地産(00012.HK)が0.90%高。AIA(01299.HK)が続伸し、上昇率4位の2.20%高だった。
連休初日からの3日間にマカオを訪問した中国本土からの旅行客が前年同期比29.3%増と報じられたものの、カジノ株は明暗が分かれた。サンズチャイナ(01928.HK)が上昇率3位の2.68%高だった一方、銀河娯楽(00027.HK)が1.00%安だった。原油相場の下落を背景に、エネルギー株が軟調。中国海洋石油(00883.HK)が下落率4位の2.42%安、石炭最大手の神華能源(01088.HK)が同5位の2.03%安、中国石油天然気(00857.HK)が1.78%安だった。
国営系企業の血液製剤からHIV(ヒト免疫不全ウイルス)が検出されたとの報道を受け、医薬株が弱い。石薬集団(01093.HK)が下落率2位の3.13%安、中国生物製薬(01177.HK)が1.93%安だった。その他の銘柄では、5G(第五世代移動通信)関連銘柄が強い。京信通信(02342.HK)が7.30%高、中国通信服務(00552.HK)が4.96%高、中国鉄塔(00788.HK)が1.25%高。日清食品(01475.HK)が0.27%高。2018年4-12月期の中国事業の営業利益が前年同期比12.4%減だったと発表されたが、材料視されなかった。(中国部・関)
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