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【2月4日の香港市場】

2019.02.04 14:31

 大年夜(旧暦大晦日)の香港市場は前場だけの半日取引。主要指数はまちまち。ハンセン指数は反発し、前営業日比0.21%高の2万7990.21ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は4日ぶりに反落し、0.24%安の1万1036.42ポイントだった。メインボードの売買代金は、概算で410億9900万HKドル。なお、旧正月にともない「港股通」(本土からの香港株投資)は停止しており、再開は2月11日を予定している。

 ニューヨーク市場はダウ平均が反発。良好な経済指標が好感された。また、今月27~28日にベトナムで米中首脳会談が開かれる可能性があると報道され、期待感も高まった。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。その後は旧正月連休をむかえ様子見ムードが広がり、前日終値付近での小動きに終始。ハンセン指数は終値で、節目の2万8000ポイントにわずかに届かなかった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、AIA(01299.HK)が上昇率1位の3.64%高。同社が天津市と河北省石家荘市に営業拠点を設けると発表したことを受け、大手投資銀行が目標株価を引き上げたことが買い材料視された。香港系不動産株が強い。九龍倉置業地産(01977.HK)が上昇率3位の1.32%高、太古A(00019.HK)が上昇率5位の1.09%高、恒隆地産(00101.HK)が上昇率6位の0.91%高だった。

 iPhoneの販売価格が引き下げられた1月11日以降、販売台数が大幅に増加していると報道されたものの、スマートフォン部品関連株は明暗が分かれた。舜宇光学科技(02382.HK)が上昇率4位の1.29%高だった一方、瑞声科技(02018.HK)は下落率3位の1.57%安だった。旧正月連休中にマカオを訪問する観光客は前年同期比8~9%増との見通しをマカオ当局が示したものの、カジノ株はまちまち。サンズチャイナ(01928.HK)が0.40%高だった一方、銀河娯楽(00027.HK)が0.81%安。その他の銘柄では、玖龍紙業(02689.HK)が2.52%安。18年12月中間決算の大幅減益見通しを明らかにしたことが嫌気された。本日上場した映画オンラインチケット販売最大手の猫眼娯楽(01896.HK)は公募価格に比べ1.08%安で引けた。(中国部・関)
 
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