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格林国際、筆頭株主の交代をともなう増資を計画中

2019.02.04 13:33

 格林国際(02700.HK)は2月1日、既存株4株を1株とする株式併合の完了後に、大規模な第三者割当増資を実施する計画を明らかにした。取引が完了すれば、マンダトリー・オファー(義務的公開買付)が実施されることになるという。

 計画中の第三者割当増資では、格林国際の兪淇綱・主席の配偶者である周サイ瓊氏に、株式併合後の新株7億5471万6981株を割り当てる。割当価格は株式併合後の基準で0.212HKドル(株式併合前の基準では0.053HKドル)。割当株数は現在の発行済み株数の約105.0%、株式併合後の発行済み株数の約51.2%に相当する。諸費用を除いた調達額は約1億5600万元の見込み。

 格林国際は調達資金のうち、3100万HKドルを兪主席の子会社への債務弁済に充てる。株主への債務弁済のために増資することから、これについては香港証券取引所からの許可が必要となる。

 第三者割当増資が完了した後、筆頭株主となる周氏は未保有の格林国際の株式に対し、マンダトリー・オファーを実施することにある。提示価格は合併後の株式1株につき0.212HKドルで、2019年1月25日の終値0.196HKドル(株式併合を考慮した理論値)を約8.16%上回る。

 周氏は格林国際の上場を継続する方針を示している。なお、今回の第三者割当増資には複数の前提条件が設けられており、必ず実行されるとは限らないとして、投資家に注意を喚起している。

 今回の情報開示のため、同社株は2019年1月28日に売買停止となったが、2019年2月4日に取引を再開した。

(同件につきましては、2019年1月23日付「株式併合を計画」をご参照ください)
 
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【出所】香港証取サイト上の公告(2019/02/01)

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