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【2月1日の香港市場】

2019.02.01 17:57

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は3日ぶりに反落し、前日比0.04%安の2万7930.74ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3日続伸し、0.25%高の1万1063.94ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ20%減少し、概算で910億1200万HKドル。なお、旧正月にともない「港股通」(本土からの香港株投資)は停止しており、再開は2月11日を予定している。

 ニューヨーク市場はダウ平均が小幅に反落。米中貿易交渉が行われたが、具体的な内容については明らかにされず。米中首脳会談が開かれる可能性が報じられたものの、3月1日までに交渉がまとまらなければ、米国が追加関税を引き上げる状況に変化はなかった。こうしたなか、香港市場は主要指数が高く寄り付いた。しかし、寄り付き直後に急落。1月の財新中国製造業PMIが予想を大きく下回ったことも嫌気された。その後は、前日終値付近での小動きのまま取引を終了した。「港股通」が停止している影響もあり、メインボードの売買代金は1000億HKドルを下回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、米中両国で事業展開する万洲国際(00288.HK)が上昇率1位の5.65%高。申洲国際(02313.HK)が上昇率2位の3.95%高。市場占有率と粗利益率の上昇を予想する大手投資銀行が、目標株価を引き下げたものの投資判断を維持したことが手がかりとなった。恒隆地産(00101.HK)が上昇率4位の1.98%高。経営陣がファンダメンタルの強さに自信を示したことを評価するアナリストが、業績が伸びる余地があると予測した。これが買い材料視された。

1月のマカオのカジノ収益が前年同月比5%減となったが、関連銘柄は明暗が分かれた。銀河娯楽(00027.HK)が上昇率3位の2.03%高だった一方、サンズチャイナ(01928.HK)が0.40%安だった。 オンショア人民元レートの下落が嫌気され、対外債務が多い本土系不動産株が軟調。中国海外発展(00688.HK)が1.01%安、華潤置地(01109.HK)が0.49%安だった。(中国部・関)
 
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