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中国株ニュース 詳細

【2月1日の中国本土市場】

2019.02.01 17:16

 主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が続伸し、前日比1.30%高の2618.23ポイント。B株指数は4日ぶりに反発し、1.17%高の275.31ポイント。深セン市場は深セン成分指数が続伸し、2.73%高の7683.99ポイント。B株指数は4日ぶりに反発し、2.08%高の874.79ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約8%減少し、概算で2617億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しが続いた。それぞれの買越額は29億6900万元、29億3300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 中国証券監督管理委員会(CSRC)はQFII(適格海外機関投資家)とRQFII(人民元適格海外機関投資家)の投資範囲拡大について、パブリックコメント(意見公募)の実施を発表。また、証券会社による株式・上場投資信託(ETF)への投資促進と信用取引規制の緩和に向け、規則の改正を進めていることを明らかにした。これを好感し、上海総合指数は小高く寄り付いた。

 その後、米中が通商協議継続で合意したと伝わると、上げ幅を一段と拡大。終値では5日ぶりに節目の2600ポイント台を回復した。上海と深セン市場はいずれも全体の9割半の銘柄が上昇。なかでも中小型株が堅調。上海市場の大型株で構成される上証50指数が0.65%高だった一方、中小企業板指数は3.02%高、創業板指数は3.52%高だった。業績悪化懸念が中小型株にとって重しとなっていたが、業績予想開示の最終期限(1月31日)が過ぎたことから、アク抜け感が広がった。

 上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軟調。中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.17%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.14%安。一方、一連の株式投資への支援措置を受け、証券株が強い。国海証券(000750.SZ)が6.81%高、東方証券'A'(600958.SS)が5.86%高、東北証券(000686.SZ)が3.31%高だった。

 そのほかでは、太陽光発電関連が堅調。京運通科技(601908.SS)と中太陽能(000591.SZ)がストップ高、中環半導体(002129.SZ)が5.23%高。また、環境関連銘柄も底堅い。瀚藍環境(600323.SS)が7.35%高、清新環境(002573.SZ)が6.80%高、東江環保'A'(002672.SZ)が5.43%高。一方、大幅減益の見通しを示した銘柄は続落が目立った。

上海・深センB株市場はいずれも全体の9割半の銘柄が上昇した。(中国部・李)
 
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