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【1月30日の中国本土市場】
2019.01.30 17:28
主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が3日続落し、前日比0.71％安の2575.57ポイント。B株指数は続落し、0.61％安の273.30ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日続落し、1.07％安の7470.47ポイント。B株指数は続落し、1.02％安の856.90ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約2割減少し、概算で2373億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はいずれも小幅ながら買い越しが続いた。それぞれの買越額は2億900万元、10億6000万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
米中通商交渉の結果を見極めたいとの思惑が広がるなか、上海総合指数は小安く寄り付いた。前引け間際で上げに転じたものの、後場は下げ幅を広げる展開。安値圏で取引を終えた。旧正月連休を控え、売買代金は低調だった。上海と深セン市場は全体の8割近くの銘柄が下落。なかでも中小型株の下落が目立った。上海市場の大型株で構成される上証50指数が0.64％安だった一方、中小企業板指数は1.49％安、創業板指数は1.02％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.18％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.14％高だったものの、中国銀行'A'（601988.SS）と中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.27％安。保険株は総じて軟調。中国人寿保険'A'（601628.SS）が大幅減益見通しを嫌気し、1.82％安。これに連れ安し、新華人寿保険'A'（601336.SS）が2.10％安、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.71％安、平安保険'A'（601318.SS）が0.64％安だった。
そのほかでは、一部都市での住宅規制緩和を受け、不動産株が堅調。陽光城（000671.SZ）が5.00％高、金地グループ（600383.SS）が3.59％高、万科企業'A'（000002.SZ）が1.22％高。金融緩和による資金調達コストの低下と業界集中度の高まりを予想するアナリスト・レポートも手がかり材料となったもよう。また、太陽光発電関連の銘柄も底堅い。京運通科技（601908.SS）がストップ高、中太陽能（000591.SZ）が4.08％高、中環半導体（002129.SZ）が3.80％高。太陽光発電への政府支援のほか、シリコンウエハー企業の製品価格の引き上げも買い材料視された。一方、昨日は大きく上昇した小売株だか、本日は利益確定売りに押された。
上海B株市場は全体の9割あまりの銘柄が下落。深センB株市場は8割近くの銘柄が下落した。（中国部・李）
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