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*ST東凌投資【売付のみ】、上場一時停止の可能性について注意喚起

2019.01.29 10:31

　*ST東凌投資【売付のみ】（000893.SZ）は29日、2018年12月本決算に対する監査結果が「意見差控」や「不適正意見」となった場合、上場規則に基づき、同社株が上場一時停止となる可能性があると発表した。

　同社株は2017年12月本決算に対する「意見差控」が原因で、2018年5月3日から「*ST」特別処理が適用されている。意見差控の原因は、無形資産である採掘権に対する25億9262万5200元の減損処理。この金額について監査法人は合理性を確定できず、財務諸表への影響が大きいことから、意見差控としていた。

　なお、同社は2017年12月本決算で赤字計上しており、2018年12月本決算でも純損失を計上すれば、「意見差控」や「不適正意見」が出されなかったとしても、「*ST」特別処理が継続することになる。

　2018年12月本決算の見通しについて同社は、採掘権の償却を調整しない場合、740万～1000万元の黒字計上になると説明。ただし、採掘権の償却を調整した場合、純利益は最大で920万元減少。純損益に影響を及ぼし、最終的に赤字計上になる可能性があるという。

【出所】深セン証取サイト上の公告(2019/01/29)

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