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【1月28日の中国本土市場】
2019.01.28 17:10
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が4日ぶりに反落し、前営業日比0.18％安の2596.97ポイント。B株指数は5日ぶりに反発し、0.14％高の275.98ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日ぶりに反落し、0.07％安の7589.58ポイント。B株指数は4日続伸し、0.36％高の870.23ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約4％減少し、概算で2998億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はいずれも小幅ながら買い越しが続いた。それぞれの買越額は23億5000万元、28億4200万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
中国政府は26日、中国工商銀行の易会満・元董事長を中国証券監督管理委員会（CSRC）の主席に任命。これを受け、ハイテク・イノベーション型企業向け株式市場「科創板」の早期設立や資本市場改革への期待から、上海総合指数は高く寄り付いた。その後は徐々に上げ幅を縮小し、後場で下げに転じた。30～31日の米中通商交渉と翌週の旧正月連休を控え、様子見ムードが強まった。終値では節目の2600ポイントを割り込んだ。上海市場と深セン市場は全体の6割半の銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.18％安だった。中小企業板指数が0.27％安、創業板指数は0.45％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.27％高だったものの、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.58％安、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.36％安、中国銀行'A'（601988.SS）が0.27％安だった。保険株もまちまち。平安保険'A'（601318.SS）が0.37％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.31％高だった一方、太平洋保険'A'（601601.SS）が0.29％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.08％安だった。
そのほかでは、旧正月前の供給ひっ迫報道を手掛かりに酒造株が強い。宜賓五糧液（000858.SZ）が4.01％高、安徽口子酒業（603589.SS）が1.69％高、酒鬼酒（000799.SZ）が1.28％高。また、人民元高を背景に空運株も堅調。吉祥航空（603885.SS）が4.17％高、華夏航空（002928.SZ）が2.06％高、中国国際航空'A'（601111.SS）が1.60％高、南方航空（600029.SS）が1.41％高。一方、医薬品銘柄は軟調。紫キン薬業（002118.SZ）がストップ安、恒瑞医薬（600276.SS）が7.06％安、康美薬業（600518.SS）が5.76％安。医薬品集中調達の試験プランが実行段階に入ったと新華社が報道したことが売り材料視された。
上海B株市場は全体の5割の銘柄が下落。深センB株市場は上昇・下落銘柄数がおおむね一致した。（中国部・李）
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