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【1月24日の中国本土市場】
2019.01.24 17:05
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が続伸し、前日比0.41%高の2591.69ポイント。B株指数は3日続落し、0.25%安の276.49ポイントだった。深セン市場はそろって続伸し、深セン成分指数が0.66%高の7573.52ポイント、B株指数が0.03%高の864.87ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約23%増加し、概算で3006億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は小幅ながら買い越しが続いた。それぞれの買越額は15億元8500万元、11億7000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
上海総合指数は昨日の流れを引き継ぎ、小高く寄り付いた。序盤では一時下落に転じる場面もあったが、その後は小幅ながらプラス圏で推移。ただ、手掛かり材料が乏しいなか、上値の重い展開となった。上海市場は全体の5割半の銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.60%高だった。深セン両市場の上昇銘柄は6割に上った。中小企業板指数が0.53%高、創業板指数は1.12%高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が引き続き底堅い。四大国有銀行株は中国銀行'A'(601988.SS)が0.56%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.55%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.45%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.36%高。二大石油株は中国石油化工'A'(600028.SS)が0.92%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.27%高だった。他方、保険株は昨日に続き、まちまちだった。
そのほかでは、証券株が堅調。ハイテク・イノベーション型企業向け株式市場「科創板」の設立が正式に承認されたことが支援材料となった。中信建投証券'A'(601066.SS)が5.11%高、海通証券'A'(600837.SS)が2.16%高、華泰証券'A'(601688.SS)が2.14%高。また、IMT-2020第3段階の5G(第五世代移動通信)コアネットワークテストが完了したことを受け、関連銘柄が物色された。士蘭微電子(600460.SS)がストップ高、紫光国微(002049.SZ)が5.48%高、紫光(000938.SZ)が3.65%高だった。一方、予想を下回った決算内容が売りを誘い、中国国旅(601888.SS)が5.26%安となり、旅行関連銘柄が連れ安となった。
上海B株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇。深センB株市場は全体の5割の銘柄が上昇した。(中国部・李)
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