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【1月23日の香港市場】
2019.01.23 17:59
主要指数は小幅に反発。ハンセン指数は前日比0.01%高の2万7008.20ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.16%高の1万631.03ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ8%減少し、概算で778億1900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は、上海経由が9億3300万元の買い越し。深セン経由は買い越しに転じ、買越額は3億7800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が5日ぶりに反落。世界的な経済成長の減速への懸念が広がった。華為技術CFOの引き渡しをカナダ政府に正式に要求すると米国政府が声明で発表。一方で、米国のポンペオ国務長官が米中貿易交渉について楽観的な見方を示した。こうしたなか、香港市場は主要指数が小安く寄り付いた。より大規模な減税政策を検討していると財政部の幹部が発言したものの、様子見ムードを払しょくできず、その後は前日終値を挟んで小幅な値動きに終始。ハンセン指数は終値で節目の2万7000ポイントを維持した。積極的な売買は見送られ、メインボードの売買代金は7日ぶりに800億HKドルを下回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約10%だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、通信関連株が強い。中国聯通香港(00762.HK)が上昇率1位の4.26%高、中国移動(00941.HK)が1.18%高。その他の銘柄では、中国鉄塔(00788.HK)が5.00%高。5G(第五世代移動通信)の商用化にともない、ユーザー数やデータ通信量がさらに増大すると、大手投資銀行が指摘したことが買い材料視された。
一方、スマートフォン部品の関連株が安い。舜宇光学科技(02382.HK)が下落率1位の3.14%安、瑞声科技(02018.HK)が同5位の0.98%安だった。大手投資銀行が目標株価を引き下げたのが、悪材料視された。国際原油価格の下落を受け、石油株が軟調。中国海洋石油(00883.HK)が下落率2位の2.47%安、中国石油天然気(00857.HK)が同4位の1.20%安、中国石油化工(00386.HK)が同7位の0.97%安だった。その他の銘柄では、食品加工大手の雨潤食品(01068.HK)が28.91%高。当局の監視下にあった名誉主席が自宅に戻ったと報じられ、急騰した。(中国部・関)
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