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【1月23日の中国本土市場】
2019.01.23 17:12
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小反発し、前日比0.05%高の2581.00ポイント。B株指数は続落し、0.08% 安の277.19ポイントだった。深セン市場はそろって反発し、深セン成分指数が0.09%高の7523.77ポイント、B株指数が0.16%高の864.58ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約12%減少し、概算で2440億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は小幅ながら買い越しに転じた。それぞれの買越額は14億元、6億6900万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
中国人民銀行(中央銀行)は標的型中期貸出制度(TMLF)を初めて実施し、2575億元の資金を供給。一方、公開市場操作での流動性供給は見送った。こうしたなか、上海総合指数は小安く寄り付いた。世界経済の見通しや米中通商交渉をめぐる懸念を背景に方向感を欠き、その後は終日小幅な値動きとなった。上海と深セン両市場は上昇・下落銘柄数がいずれも5割程度と拮抗。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.17%安だった。中小企業板指数は0.10%高、創業板指数は0.08%安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が底堅い。四大国有銀行株は中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.92%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.75%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.56%高、中国銀行'A'(601988.SS)は0.28%高。一方、保険株はまちまち。太平洋保険'A'(601601.SS)が0.54%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が0.12%高だった一方、中国人寿保険'A'(601628.SS)が前日比変わらず、平安保険'A'(601318.SS)は0.96%安だった。
一方、燃料電池関連の銘柄が堅調。政府補助金をめぐっては不透明感があるものの、中長期的な観点から競争優位性のある銘柄群を推奨する証券会社のレポートが手掛かりとなった。安泰科技(000969.SZ)と天賜高新材料(002709.SZ)がストップ高、華昌化工【売付のみ】(002274.SZ)が6.60%高、寧波杉杉(600884.SS)が2.39%高。そのほかでは、自動車株が上昇。中通客車【売付のみ】(000957.SZ)が6.12%高、江鈴汽車'A'(000550.SZ)が4.23%高、長城汽車'A'(601633.SS)が4.22%高だった。
上海B株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落。深センB株市場は全体の上昇・下落銘柄が同数だった。(中国部・李)
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