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【1月18日の中国本土市場】
2019.01.18 17:23
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が反発し、前日比1.42％高の2596.00ポイント。B株指数が3日ぶりに反発し、0.31％高の277.79ポイントだった。深セン市場はいずれも3日ぶりに反発し、深セン成分指数が1.48％高の7581.38ポイント、B株指数が0.26％高の865.94ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約11％増加し、概算で3267億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は53億3700万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は35億600万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
香港市場の寄り前の動きを好感し、上海総合指数は小高く寄り付いた。米中通商協議の進展期待を背景とした米株高も追い風となった。その後、前場は上値の重い展開だったが、後場で上げ幅を拡大。引けにかけて節目の2600ポイントを試す展開となった。上海市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇。なかでも大型株が堅調で、上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.94％高だった。深セン市場は全体の6割半の銘柄が上昇。中小企業板指数は0.89％高、創業板指数は1.44％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が堅調。四大国有銀行株は続伸し、中国建設銀行'A'（601939.SS）が2.94％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が2.66％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が1.41％高、中国銀行'A'（601988.SS）0.84％高だった。二大石油株も小幅高。中国石油化工'A'（600028.SS）が0.74％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.54％高。保険株は引き続き強く、太平洋保険'A'（601601.SS）が3.32％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）2.03％高、平安保険'A'（601318.SS）が2.02％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が1.13％高だった。
そのほかでは、医薬品銘柄が堅調。中国政府が発表した医薬品集中調達の試験プランについて、内容は懸念されたほど厳しくなく、一部の薬品市場は依然として拡大余地があると大手投資銀行が指摘したことが好材料となった。恩華薬業（002262.SZ）と華海薬業（600521.SS）がストップ高、片仔コウ薬業（600436.SS）が5.32％高、復星医薬'A'（600196.SS）が3.94％高だった。一方、5G（第五世代移動通信）やIT・ソフトウェア関連株は利益確定売りが目立った。東方通信'A'【売付のみ】（600776.SS）が7.12％安、金証科技（600446.SS）が4.56％安、神州数碼信息（000555.SZ）が4.03％安だった。
上海B株市場と深センB株市場は全体の6割近くの銘柄が上昇した。（中国部・李）
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