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【1月17日の香港市場】
2019.01.17 17:53
主要指数は3日ぶりに反落。ハンセン指数は前日比0.54%安の2万6755.63ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.41%安の1万512.15ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ11%増加し、概算で974億200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が13億100万元、深セン経由は4億9800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が続伸。金融大手の四半期決算や、英国の議会で内閣不信任案が否決されたことが好感された。もっとも、通信機器大手の華為技術が米企業の機密情報を盗んだ疑いで米国政府が捜査していると報道され、引け間際に上昇幅を縮めた。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。ハンセン指数は節目の27000ポイントに乗せる場面もあったが、後場の中盤にマイナスに転じると、安値圏で取引を終了した。メインボードの売買代金は5日ぶりに900億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約8%だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、製薬株が強い。中国生物製薬(01177.HK)が上昇率1位の2.90%高、石薬集団(01093.HK)が同3位の0.47%高。医薬品集中調達に参加できなかった企業の抗がん剤について、河南省が引き続き購入することを認めたため、大手投資銀行が同制度に対する懸念がやや和らいだと指摘したことが追い風となった。吉利汽車(00175.HK)が上昇率2位の0.69%高。19年1-3月期に自動車購入の促進策が打ち出されると予想するアナリストが、投資判断を引き上げたことが買い材料視された。
一方、本土・地場系ともに不動産株が軟調。大手投資銀行が本土と香港の住宅価格が下がると予想したことが嫌気された。碧桂園控股(02007.HK)が下落率1位の3.47%安、中国海外発展(00688.HK)が同3位の3.20%安、信和置業(00083.HK)が同4位の2.91%安、新世界発展(00017.HK)が同6位の2.06%安だった。(中国部・関)
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