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【1月16日の香港市場】

2019.01.16 17:55

 主要指数は続伸。ハンセン指数は前日比0.26%高の2万6902.10ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.50%高の1万555.52ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ2%減少し、概算で874億7300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が7億800万元、深セン経由は6億8500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。もっとも、先週の米中通商会議で重大な進展はなかったとの見解を米国の上院議員が示したほか、英議会が欧州連合(EU)離脱案を否決したこともあり、上値が重かった。こうしたなか、香港市場は主要指数が低く寄り付いた。その後は買戻しにより下げ幅を縮小。劉鶴・副首相が月末に訪米するとの報道を追い風に、後場の序盤でプラスに転じると、高値圏で取引を終了した。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約9%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、大手投資銀行が本土医薬株の割安さを指摘したことを受け、中国生物製薬(01177.HK)が上昇率1位の7.14%高、石薬集団(01093.HK)が同2位の5.36%高。本土保険株が続伸し、中国人寿保険(02628.HK)が上昇率3位の4.77%高、平安保険(02318.HK)が0.92%高。昨年12月の大都市の新築住宅価格が上昇したと報道されたほか、市場環境が改善したと大手投資銀行が評価し、本土系不動産株が強い。広州富力地産(02777.HK)が5.93%高、碧桂園控股(02007.HK)が上昇率4位の3.49%高、中国海外宏洋(00081.HK)が2.20%高だった。

 スマホ部品メーカーの丘タイ科技(01478.HK)が、18年12月本決算で前年比95%減益の見通しを示し、6.43%安。瑞声科技(02018.HK)が下落率1位の3.43%安、舜宇光学科技(02382.HK)が同2位の2.15%安。その他の銘柄では、小米B(01810.HK)の大株主が昨日の終値を5.1%下回る価格で2億3100万株を売り出したと報道され、2.61%安だった。新濠国際(00200.HK)が、傘下のスタジオ・シティーでVIP向けのノンネゴシエーションチップのローリングを終了すると発表し、1.63%高だった。(中国部・関)
 
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