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【1月16日の中国本土市場】
2019.01.16 17:35
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が続伸し、0.002％高の2570.42ポイント。B株指数は反落し、0.26％安の277.02ポイントだった。深セン市場はいずれも反落し、深セン成分指数が0.09％安の7540.45ポイント、B株指数が0.31％安の865.49ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約5％減少し、概算で3047億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は22億4600万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は5億5100万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
中国人民銀行（中央銀行）は公開市場操作で5600億元に上る資金を供給。1日の供給額では過去最大だったが、上海総合指数は昨日の大幅高の反動から小安く寄り付いた。その後も目先の利益確定売りに押されて伸び悩み、前日の終値近辺で引けた。上海市場と深セン市場はいずれも全体の6割近くの銘柄が下落。もっとも、大型株が堅調だったことで、上海総合指数はわずかに上昇した。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.11％高。中小企業板指数が0.23％安、創業板指数は0.08％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株はまちまち。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.47％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.19％高だったものの、中国農業銀行'A'（601288.SS）は0.28％安、中国銀行'A'（601988.SS）は前日比変わらずだった。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が1.12％高だった一方、中国石油天然気'A'（601857.SS）が変わらず。保険株は総じて堅調で、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.75％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.30％高、平安保険'A'（601318.SS）が0.25％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.15％高だった。
そのほかでは、金融ITサービスやソフトウェアの関連株が堅調。神州数碼信息（000555.SZ）がストップ高だったほか、金証科技（600446.SS）が6.59％高、中国ソフト（600536.SS）が6.12％高だった。私募のクオンツファンドによる株式プログラム売買をめぐり、証券会社へのシステム直続が再開されるとの観測が手掛かりとなった。一方、証券会社は利食い売りが優勢となり、方正証券（601901.SS）が4.53％安、浙商証券（601878.SS）が2.29％安、中国銀河証券'A'（601881.SS）が1.82％安だった。
上海B株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落。深センB株市場は全体の7割半近くの銘柄が下落した。（中国部・李）
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