内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【1月15日の中国本土市場】

2019.01.15 17:03

 主要指数はいずれも反発。上海市場は上海総合指数が前日比1.36%高の2570.34ポイント、B株指数が0.87%高の277.76ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.86%高の7547.34ポイント、B株指数が0.77%高の868.25ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約13%増加し、概算で3196億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は31億300万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は23億4700万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 12月の貿易統計が予想を下回ったことを受け、昨日の中国本土市場は軟調だった。本日は預金準備率の引き下げもあり、上海総合指数は小高く寄り付いた。その後、政策期待を支えに徐々に上げ幅を拡大。財政部は製造業・中小企業の負担軽減を視野に減税拡大を表明。国家発展改革委員会(発改委)はAIや工業のインターネット化、5G(第五世代移動通信)などを今年の重点投資分野として掲げた。後場もおおむね上昇基調をたどり、高値圏で引けた。上海市場と深セン市場はいずれも全体の8割の銘柄が上昇。特に大型株が堅調で、上海市場の大型株で構成される上証50指数は2.02%高だった。中小企業板指数が1.42%高、創業板指数は1.62%高だった。

 上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がしっかり。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.26%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.85%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)と中国銀行'A'(601988.SS)が0.57%高だった。保険株も総じて堅調で、太平洋保険'A'(601601.SS)が4.02%高、平安保険'A'(601318.SS)が2.57%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)が1.48%高だった。

 そのほかでは、証券株が強い。中信建投証券'A'(601066.SS)がストップ高、浙商証券(601878.SS)が4.27%高、中信証券'A'(600030.SS)が3.52%高だった。また、旧正月を控えた需要増への期待から酒造株も堅調。瀘州老窖(000568.SZ)が8.73%高、宜賓五糧液(000858.SZ)が6.81%高、茅台酒(600519.SS)が5.66%高だった。家電関連株も大きく上昇し、美的集団(000333.SZ)が3.92%高、格力電器(000651.SZ)が2.91%高だった。発改委が消費促進策についてあらためて言及したことが材料視された。

 上海B株市場は全体の8割の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の6割の銘柄が上昇した。(中国部・李)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。