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【1月11日の中国本土市場】
2019.01.11 16:52
主要指数はいずれも上昇。上海市場は反発し、上海総合指数が前日比0.73%高の2553.83ポイント、B株指数が0.24%高の276.15ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が反発し、0.61%高の7474.00ポイント。B株指数が3日続伸し、0.64%高の867.47ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約6%減少し、概算で2961億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は29億5900万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は15億3600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
中国人民銀行(中央銀行)は、公開市場操作を通じた資金供給を5日連続で見送った。また、米中通商交渉が終了した昨日に続き、本日は人民元の基準値が昨年7月26日以来の高値で決まった。こうしたなか、上海総合指数は小高く寄り付いた。その後は小動きに終始。後場に入ると上げ幅を広げ、終値で2550ポイントを約1カ月ぶりに回復した。上海市場と深セン市場はいずれも全体の7割あまりの銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.97%高だった。中小企業板指数は0.73%高、創業板指数は0.20%高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が堅調。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.56%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.38%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.31%高、中国銀行'A'(601988.SS)が0.28%高。二大石油株は中国石油化工'A'(600028.SS)は0.94%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.40%高だった。
そのほかでは、年内に5G(第五世代移動通信)の臨時ライセンスを発給すると工業情報化部の幹部が明らかにし、関連銘柄が強い。中興通訊'A'(000063.SZ)が2.19%高、中国聯通(600050.SS)が2.09%高、烽火通信(600498.SS)が1.21%高、光迅科技(002281.SZ)が0.82%高。酒造株も強い。茅台酒(600519.SS)が2.76%高、洋河酒廠(002304.SZ)が1.96%高、宜賓五糧液(000858.SZ)が1.66%高、瀘州老窖(000568.SZ)が1.26%高だった。一方、医薬株が軟調。華東医薬(000963.SZ)が3.55%安、信立泰薬業(002294.SZ)が2.14%安、復星医薬'A'(600196.SS)が1.07%安、上海医薬'A'(601607.SS)が0.54%安だった。
上海B株市場は全体の6割の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・関)
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