中国株ニュース 詳細
【1月10日の中国本土市場】
2019.01.10 16:50
主要指数はまちまち。上海市場は反落し、上海総合指数が前日比0.36%安の2535.09ポイント、B株指数が0.16%安の275.47ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が反落し、0.25%安の7428.61ポイント。B株指数が続伸し、0.23%高の861.93ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約17%減少し、概算で3134億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は9億9300万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は8億9300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米中通商交渉が終了したものの、具体的な結果の発表を控え、上海総合指数は小安く寄り付いた。その後は前日終値を挟んで一進一退。後場の中盤でマイナスに転じたものの、終値で節目の2500ポイントを維持した。上海市場と深セン市場はいずれも全体の6割近くの銘柄が下落。もっとも、大型株が下げ渋ったことで、上海総合指数の下落率は小幅にとどまった。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.03%安だった。中小企業板指数は0.22%安、創業板指数は0.27%安だった。12月の物価統計は予想をわずかに下回ったものの、材料視されなかった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軟調。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.12%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.09%安、中国銀行'A'(601988.SS)が0.84%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.76%安だった。二大石油株は中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.27%高だった一方、中国石油化工'A'(600028.SS)は0.93%安だった。
そのほかでは、中国政府が低売電価格の風力・太陽光発電プロジェクトを推進する方針を打ち出したことから、関連銘柄が強い。隆基シリコン(601012.SS)がストップ高、新疆金風科技'A'(002202.SZ)が4.07%高。5G(第五世代移動通信)関連銘柄が堅調。亨通光電(600487.SS)が6.14%高、中天科技(600522.SS)が2.42%高。人民元の基準値レートが約4カ月ぶりの高値に設定されたことから、航空株がしっかり。中国南方航空'A'(600029.SS)が1.86%高、中国国際航空'A'(601111.SS)が1.70%高、中国東方航空'A'(600115.SS)が0.81%高。一方、医薬株が軟調。莱士血液製品(002252.SZ)が4.15%安、康美薬業(600518.SS)が3.72%安、上海医薬'A'(601607.SS)が1.67%安だった。
上海B株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落。深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄が同数だった。(中国部・関)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門