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允升国際、同社株の売買再開条件を香港証取が提示
2019.01.10 09:34
允升国際(01315.HK)は9日、同社株の売買再開の前提条件を香港証券取引所が提示したと発表した。子会社の銀行預金が担保に差し出されていた問題の調査結果と救済措置について情報を開示するほか、遅延している2018年9月中間決算の発表を行うことを求められたという。
同社株は2018年12月3日から売買停止となっている。売買停止が18カ月連続で続いた場合、香港証取は上場廃止を講じることが可能。同社にとっての期限は、2020年6月2日となる。この期限までに問題を解決しなければ、香港証取は同社株の上場廃止を検討することになると説明している。
允升国際の執行董事(執行取締役)だった戴加竜氏が経営する会社が、2018年8月に銀行から1億元の与信枠を取得。その際に允升国際の子会社が、1億元の預金を担保として差し出していた。この子会社の預金について確認が取れないことを監査法人が2018年11月に報告し、問題が発覚した。問題の契約が交わされた当時、戴氏は允升国際の主要株主でもあった。
【出所】香港証取サイト上の公告(2019/01/09)
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