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【1月7日の香港市場】
2019.01.07 17:54
主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は続伸し、前営業日比0.81%高の2万5835.70ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3日続伸し、0.93%高の1万123.85ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約4%減少し、概算で774億7600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が売り越しに転じ、売越額は9億3200万元。深セン経由は6400万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
先週末のニューヨーク市場はダウ平均が大幅反発。12月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を上回ったことで、景気減速懸念が後退。米連邦準備制度理事会(FRB)議長が金融政策の正常化を急がない姿勢を示したことで、投資家心理が改善した。中国本土では中国人民銀行(中央銀行)が今月の15日と25日に預金準備率をそれぞれ0.5ポイントずつ引き下げると発表。景気減速に対応するため、金融緩和に動いた。良好な外部環境や政策動向を受け、香港市場の主要指数は高く寄り付いた。ザラ場に入ると上げ幅を縮めたが、その後も堅調に推移した。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。米中両国で事業展開する食肉大手の万洲国際(00288.HK)が上昇率1位の3.24%高。今週初めに米中間で次官級の貿易協議が行われることを受け、摩擦解消を期待する買いが入った。原油相場の上昇を背景に、エネルギー株が堅調。石炭最大手の神華能源(01088.HK)が上昇率4位の2.57%高だったほか、中国海洋石油(00883.HK)が同5位の2.48%高。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が2.25%高となり、指数の上昇に寄与した。一方、吉利汽車(00175.HK)が下落率1位の3.03%安。米中の貿易交渉が進むなか、米テスラの上海工場が本日着工。年末にもモデル3の清算を始める見込みで、自動車業界の競争激化が意識されたもようだ。
そのほかの銘柄では、中興通訊(00763.HK)が5.37%高。米中摩擦が長期化するなか、通信機器メーカーの華為技術が英アーム・ホールディングスからライセンス供与されたプロセッサを搭載したサーバを発表。中国企業による半導体の自前開発が進んだことを好感したもようだ。(中国部・千原)
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