中国株ニュース 詳細
【1月7日の中国本土市場】
2019.01.07 16:42
主要指数はいずれも続伸。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.72％高の2533.08ポイント、B株指数が1.15％高の276.14ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.58％高の7400.20ポイント、B株指数が0.91％高の850.30ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約8％増加し、概算で3473億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は買い越しに転じ、買越額は10億7400万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は7億9000万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長が、金融政策の正常化を急がない姿勢を示したことから、先週末のニューヨーク市場はダウ平均が大幅反発。また、中国人民銀行（中央銀行）が預金準備率の引き下げを発表。さらに本日は米国の代表団と中国政府が貿易協議を開始したと報道された。こうしたなか、上海総合指数は高く寄り付いた。序盤は売りに押される場面もあったが、その後は上げ幅を拡大。後場も堅調に推移し、高値圏で取引を終了した。上海市場は全体の9割近くの銘柄が上昇。もっとも、大型株が軟調だったことで、上海総合指数の上昇率も限定的だった。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.01％安だった。深セン市場の上昇銘柄は9割あまりに上った。なかでも中小型株の上げが大きく、中小企業板指数は2.01％高、創業板指数は1.83％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軟調。四大国有銀行株は中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.56％安、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.55％安、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.31％安、中国銀行'A'（601988.SS）が0.27％安だった。保険株が弱い。董事長が退任するとの観測報道が流れた新華人寿保険'A'（601336.SS）が6.72％安。他の銘柄も連れ安し、太平洋保険'A'（601601.SS）が2.13％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.26％安、平安保険'A'（601318.SS）が0.51％安。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が1.56％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.41％高だった。
そのほかでは、世界最大級の家電見本市「CES」の開幕を控え、スマート家電・5G（第五世代移動通信）関連銘柄が堅調。科大訊飛（002230.SZ）が7.88％高、中興通訊'A'（000063.SZ）が4.27％高、長江通信（600345.SS）が1.99％高、歌爾（002241.SZ）が1.88％高。一方、医薬株が軟調。上海医薬'A'（601607.SS）が1.79％安、華東医薬（000963.SZ）が0.90％安、広州白雲山医薬'A'（600332.SS）が0.37％安だった。
上海B株市場は全体の9割あまりの銘柄が上昇。深センB株市場は全体の7割半ほどの銘柄が上昇した。（中国部・関）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
