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【1月4日の中国本土市場】
2019.01.04 16:55
主要指数はいずれも3日ぶりに大幅反発。上海市場は上海総合指数が前日比2.04%高の2514.86ポイント、B株指数が1.61%高の273.00ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が2.75%高の7284.84ポイント、B株指数が1.13%高の842.56ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約28%増加し、概算で3223億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は3億5000万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は8億1300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
年末年始に発表された12月の製造業PMIが、CFLPと財新のいずれも景況判断の節目となる50を割り込んだ。景況感の悪化を受け、年明けの中国本土の株式市場は軟調に推移した。米国でも市場予想を超えて景況感が悪化。また、アップル社の中国販売が低迷したことなどから、前日のニューヨーク市場はダウ平均が大幅反落。こうしたなか、上海総合指数は安く寄り付いた。ただ、本日発表された財新サービス業PMIが好調。また、7、8日に米中貿易協議をすると発表されたことなどを背景に、序盤でプラスに転じると、その後は上げ幅を広げる展開。預金準備率の引き下げ等を通じ、民営企業への融資を支援すると李克強首相が強調したことも追い風に、後場は高値圏で推移。終値で節目の2500ポイントを6日ぶりに回復した。上海市場と深セン市場はいずれも全体の9割半の銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は2.00%高だった。中小企業板指数は2.59%高、創業板指数は2.52%高だった。両市場の売買代金は2週間ぶりに3000億元を上回った。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が強い。新華人寿保険'A'(601336.SS)が4.27%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が3.75%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)と平安保険'A'(601318.SS)が1.63%高。二大石油株は中国石油化工'A'(600028.SS)が1.19%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.10%高だった。
そのほかでは、証券株が強い。浙商証券(601878.SS)と中信建投証券'A'(601066.SS)がストップ高、東方証券'A'(600958.SS)が7.16%高、招商証券'A'(600999.SS)が6.62%高。IT・ハイテク株が堅調。航天信息(600271.SS)がストップ高、中国ソフト(600536.SS)が7.18%高、科大訊飛(002230.SZ)が6.64%高、中興通訊'A'(000063.SZ)が2.23%高だった。
上海B株市場は東方通信(900941.SS)のみ下落。深センB株市場は全体の8割半ほどの銘柄が上昇した。(中国部・関)
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