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【12月27日の中国本土市場】
2018.12.27 16:47
主要指数はいずれも3日続落。上海市場は上海総合指数が前日比0.60％安の2483.08ポイント、B株指数が0.33％安の270.23ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.01％安の7215.33ポイント、B株指数が0.23％安の834.67ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約14％増加し、概算で2639億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は11億4400万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の売越額は4億5100万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が5日ぶりに大幅反発。また米国の代表団が、貿易協議のため年明けに北京を訪問すると報道された。外部環境の改善などを背景に、上海総合指数は高く寄り付いた。もっとも、11月の工業企業の利益総額が前年同月比1.8%減と、約3年ぶりのマイナス成長だったことが逆風となり、上げ幅を縮小。後場に入るとマイナスに転じ、終値で年初来安値を更新して取引を終了した。約4年1カ月ぶりの水準になった。上海市場は全体の8割の銘柄が下落。もっとも、大型株の下げ幅は限定的で、上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.24％安だった。深セン市場の下落銘柄は8割あまりに上った。中小企業板指数は1.30％安、創業板指数は1.26％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が底堅い。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.27％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.18％高だった一方、中国銀行'A'（601988.SS）と中国建設銀行'A'（601939.SS）が前日比変わらずだった。二大石油株は子会社の総経理が停職となっていることが報じられた中国石油化工'A'（600028.SS）が6.74％安、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.41％安だった。
そのほかでは、5G（第五世代移動通信）関連銘柄が強い。盛路通信（002446.SZ）が7.48％高、長江通信（600345.SS）が2.26％高、中興通訊'A'（000063.SZ）が0.20％高。酒造株が堅調。瀘州老窖（000568.SZ）が1.03％高、茅台酒（600519.SS）が0.52％高、水井坊（600779.SS）が0.15％高。一方、原油価格の上昇を受け、航空株が軟調。中国国際航空'A'（601111.SS）が4.36％安、中国南方航空'A'（600029.SS）が3.06％安、春秋航空（601021.SS）が2.49％安、中国東方航空'A'（600115.SS）が2.24％安だった。
上海B株市場は全体の6割半あまりの銘柄が下落。深センB株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落した。（中国部・関）
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