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【12月25日の中国本土市場】
2018.12.25 16:50
主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比0.87％安の2504.81ポイント、B株指数が0.84％安の271.83ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.81％安の7332.34ポイント、B株指数が0.47％安の837.45ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約29％増加し、概算で2759億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はクリスマス休暇にともない停止。再開は27日を予定している。
先週金曜日に閉会した中央経済工作会議は、積極的な財政政策に注力していく方針が示したほか、金融政策について「中立」という文言を外したことで、より緩和的な姿勢に転じることを示唆した。もっとも、外部環境の悪化を受けて、昨日の上海総合指数は小幅反発にとどまった。昨日のニューヨーク市場はダウ平均が大幅に4日続落。こうしたなか、本日の上海総合指数は低く寄り付いた。その後は下げ幅を広げ、節目の2500ポイントを割り込んだ。
後場に入ると下げ幅を縮め、終値で節目の2500ポイントを維持した。上海市場は全体の8割近くの銘柄が下落。もっとも、一部の大型株が堅調だったことで、上海総合指数の下落率は小幅にとどまった。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.51％安だった。深セン市場の下落銘柄は7割半近くに上った。中小企業板指数は0.77％安、創業板指数は0.84％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、国際原油価格の下落を受け、石油株が安い。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が2.09％安、中国石油天然気'A'（601857.SS）が2.02％安。時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.31％安だったものの、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.84％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.55％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.19％高だった。
そのほかでは、5G（第五世代移動通信）の普及を推進していく方針が中央経済工作会議で示され、関連銘柄が強い。亨通光電（600487.SS）が2.13％高、烽火通信（600498.SS）が1.59％高、中天科技（600522.SS）が0.61％高、中興通訊'A'（000063.SZ）が0.49％高。医薬株が底堅い。莱士血液製品（002252.SZ）がストップ高、長春高新（000661.SZ）が1.58％高、片仔コウ薬業（600436.SS）が1.09％高、恒瑞医薬（600276.SS）が0.47％高。一方、証券株が軟調。中信建投証券'A'（601066.SS）が3.96％安、浙商証券（601878.SS）が3.44％安、東方証券'A'（600958.SS）が2.61％安、招商証券'A'（600999.SS）が1.77％安だった。
上海B株市場は全体の8割近くの銘柄が下落。深センB株市場は全体の8割あまりの銘柄が下落した。（中国部・関）
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