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【12月19日の香港市場】
2018.12.19 18:01
主要指数はまちまち。ハンセン指数は4日ぶりに小反発し、前日比0.19%高の2万5865.39ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は4日続落し、0.34%安の1万195.59ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約16%減少し、概算で571億HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が売り越しに転じ、売越額は3億9100万元。深セン経由は1億4000万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。自律反発期待の買いが入ったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、様子見ムードが広がった。ダウ平均は前半で大幅に上昇したものの、後半は下げに転じる場面もあるなど、伸び悩んだ。 香港市場もFOMCの結果発表を控え、様子見ムードが広がった。ハンセン指数は時おり下げに転じる場面もあったが、香港系不動産株などに支えられ、概ね小幅高で推移。中国企業指数は朝方こそ堅調だったが、じりじりと下げ幅を広げる展開となった。メインボードの売買代金は600億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、香港系不動産株の上昇が目立った。信和置業(00083.HK)が新築マンション「凱匯」(グランドセントラル)1期の販売好調を手がかりに1.60%高となり、他の香港系不動産株が連れ高。長江実業(01113.HK)が上昇率1位の2.42%高だったほか、新鴻基地産(00016.HK)が1.50%高、九龍倉置業地産(01997.HK)が1.34%高。また、本土系不動産株も堅調で、昨日の下落率3位だった華潤置地(01109.HK)が反発し、本日は1.68%高。山東省西部の都市で購入した住宅の売却制限が撤廃されるとの観測記事が大きく報道され、これを好感したもようだ。ただ、山東省政府の関係者はこうした報道について、メディアは政策を深読みしすぎていると指摘し、冷静になるよう求めている。
一方、原油相場の下落を受け、石油株の下げが目立った。中国石油化工(00386.HK)が下落率1位の4.69%安、中国石油天然気(00857.HK)が同3位の2.89%安、中国海洋石油(00883.HK)が2.30%安。瑞声科技(02018.HK)は業績の下振れを予想するアナリストが投資判断と目標株価を引き下げたことを嫌気し、下落率2位の3.85%安だった。(中国部・千原)
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