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【12月19日の中国本土市場】
2018.12.19 16:57
主要指数はいずれも続落。上海市場は上海総合指数が続落し、前日比1.05％安の2549.56ポイント。B株指数は4日続落し、0.19％安の276.79ポイントだった。深セン市場は4日続落し、深セン成分指数が1.48％安の7418.69ポイント、B株指数が0.41％安の847.30ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約6％減少し、概算で2171億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）の売越額はそれぞれ1億1400万元、4億700万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
来年の１月に米中通商協議を開く予定と、米国のムニューシン財務長官が発言。中国人民銀行（中央銀行）が公開市場操作により600億元の流動性を供給した。こうしたなか、上海総合指数は小高く寄り付いた。ただ、積極的な買いは続かず序盤で下げに転じた。山東省西部の都市で住宅転売規制が緩和されると報じられたが、昼ごろに省政府の関係者が否定的な見方を示した。政策期待がしぼみ、後場に入ると下げ幅を拡大。安値圏で取引を終了した。上海市場と深セン市場はいずれも全体の8割あまりの銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.18％安だった。中小型株の下げが大きく、中小企業板指数は1.47％安、創業板指数は1.89％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軟調。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）が1.05％安、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.56％安、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.37％安、中国銀行'A'（601988.SS）が0.27％安。国際原油価格の下落を受け、石油株が弱い。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が2.75％安、中国石油天然気'A'（601857.SS）が2.09％安だった。
そのほかでは、住宅規制緩和への思惑から一部の不動産株が強い。華業資本（600240.SS）と栄安地産（000517.SZ）がストップ高、銀億房地産（000981.SZ）が6.46％高、栄盛地産（002146.SZ）が1.42％高。一方、医薬株が弱い。北京同仁堂（600085.SS）が4.10％安、復星医薬'A'（600196.SS）が3.77％安、上海医薬'A'（601607.SS）が3.20％安、広州白雲山医薬'A'（600332.SS）が2.31％安。食品株が軟調。海天調味食品（603288.SS）が2.21％安、伊利実業（600887.SS）が2.12％安、フウ陵搾菜（002507.SZ）が0.94％安だった。
上海B株市場は全体の6割半の銘柄が下落。深センB株市場は全体の5割半あまりの銘柄が下落した。（中国部・関）
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