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【12月18日の中国本土市場】
2018.12.18 16:52
主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が反落し、前日比0.82％安の2576.64ポイント。B株指数は3日続落し、0.50％安の277.33ポイントだった。深セン市場は3日続落し、深セン成分指数が0.82％安の7530.32ポイント、B株指数が0.36％安の850.81ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約4％減少し、概算で2299億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はいずれも売り越しに転じ、売越額はそれぞれ15億2600万元、12億5200万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が大幅続落。追加利上げが予想される米連邦公開市場委員会（FOMC）を前に、手じまう動きが加速した。中国人民銀行（中央銀行）は2日連続で公開市場操作により流動性を供給したが、外部環境の悪化を受け、上海総合指数は低く寄り付いた。序盤こそプラスに転じる場面もあったが、その後は下げ幅を広げる展開。後場は中盤から買い戻されたものの、節目の2600ポイントに届かなかった。上海市場と深セン市場はいずれも全体の7割近くの銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は軟調で、1.15％安だった。中小企業板指数は0.83％安、創業板指数は0.44％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が軟調。太平洋保険'A'（601601.SS）が1.69％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が1.47％安、平安保険'A'（601318.SS）が0.68％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.64％安だった。国際原油価格の下落を受け、二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が2.68％安、中国石油天然気'A'（601857.SS）が1.16％安だった。
そのほかでは、電力株が堅調。国投電力（600886.SS）が3.01％高、華電国際電力'A'（600027.SS）が2.16％高、長江電力（600900.SS）が0.73％高、華能国際電力'A'（600011.SS）が0.27％高。一方、改革開放40周年大会で習近平・国家主席が講演したものの、ポジティブサプライズがなかったことから、建築・建材株が安い。中国鉄建'A' （601186.SS）が2.57％安、安徽海螺水泥'A'（600585.SS）が2.55％安、中国中鉄'A'（601390.SS）が1.60％安、中国建築（601668.SS）が1.42％安。不動産株が軟調。華夏幸福基業（600340.SS）が6.13％安、万科企業'A'（000002.SZ）が3.84％安、保利房地産（600048.SS）が3.61％安だった。
上海B株市場は全体の7割半近くの銘柄が下落。深センB株市場は全体の7割近くの銘柄が下落した。（中国部・関）
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