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【12月14日の香港市場】

2018.12.14 17:50

 主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は4日ぶりに反落し、前日比1.61%安の2万6094.79ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3日ぶりに反落し、1.87%安の1万359.43ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約16%減少し、概算で669億7100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が買い越しに転じ、買越額は2億4900万元。深セン経由は4億300万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が続伸。中国政府が米国産大豆の輸入を再開したとのニュースが流れ、米中摩擦の懸念が後退し、投資家心理が改善した。だが、中国に対して強硬なロス商務長官の発言が伝わり、香港市場は主要指数が低く寄り付いた。本日発表された11月の工業生産や小売総額が市場予想を下回り、これが相場の重荷となった。幅広い銘柄が売られ、主要指数は軟調な値動きに終始した。週末を控え、商いも低調だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、石薬集団(01093.HK)が下落率1位の12.04%安。一部の都市で試験的に実施された医薬品の集中調達が大幅な値下がりという結果となったことを受け、この政策が各地に広がることへの警戒感が強まったもようだ。米中両国で事業展開する万洲国際(00288.HK)は下落率2位の6.18%安。内陸の青海省でもアフリカ豚コレラが確認されたことが売り材料となった。

 米クアルコムが特許侵害をめぐり中国本土で米アップルを訴えた訴訟に絡み、iPhoneの一部機種が販売差し止めになるとの報道が流れ、スマートフォン部品関連株が売られた。舜宇光学科技(02382.HK)が4.96%安、瑞声科技(02018.HK)が4.87%安となり、下落率3~4位に並んだ。また、短期間内に5G(第五世代移動通信)が4Gに取って代わることはないと、大手投資銀行が指摘し、中国移動(00941.HK)が下落率5位の3.22%安。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は下落率6位の3.07%安となり、相場の重荷となった。幅広い銘柄が売られるなか、ディフェンシブな香港系公益株は堅調だった。(中国部・千原)
 
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