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【12月14日の中国本土市場】
2018.12.14 16:56
主要指数はいずれも4日ぶりに反落。上海市場は上海総合指数が前日比1.53％安の2593.74ポイント、B株指数が1.02％安の279.40ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が2.28％安の7629.64ポイント、B株指数が1.04％安の856.27ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約4％減少し、概算で2919億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はいずれも売り越しに転じ、売越額はそれぞれ3億100万元、6億4800万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
米中貿易摩擦について、中国はさらに譲歩する必要があると米国のロス商務長官が発言。また、中国人民銀行（中央銀行）の易綱・行長が、金融政策についてある程度緩和的にする必要があるが、過度にするべきではないと言及した。こうしたなか、昨日まで3日続伸していた上海総合指数は、小安く寄り付いた。11月の工業生産・小売総額が予想を下回っていたことを受け、その後は下げ幅を拡大。後場に入ると一段安となり、安値引け。3日ぶりに終値で節目の2600ポイントを割り込んだ。上海市場は全体の9割の銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.40％安だった。深セン市場の下落銘柄は9割あまりに上った。なかでも中小型株の下げが大きく、中小企業板指数は2.44％安、創業板指数は2.82％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が軟調。平安保険'A'（601318.SS）が1.99％安、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.87％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.75％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が1.42％安。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が0.67％安、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.25％安だった。
そのほかでは、通信関連株が弱い。烽火通信（600498.SS）が3.03％安、中興通訊'A'（000063.SZ）が2.72％安、亨通光電（600487.SS）が2.61％安、中天科技（600522.SS）が2.42％安。医療関連株が軟調。宜華健康医療（000150.SZ）が4.49％安、山東新華医療器械（600587.SS）が3.53％安、通策医療（600763.SS）が2.58％安、魚躍医療設備（002223.SZ）が1.46％安。証券株が弱い。東方証券'A'（600958.SS）が3.64％安、華泰証券'A'（601688.SS）が3.40％安、中信証券'A'（600030.SS）が1.92％安。一方、環境関連株が堅調。博天環境（603603.SS）と華控賽格【売付のみ】（000068.SZ）がストップ高だった。
上海B株市場は全体の9割の銘柄が下落。深センB株市場は全体の9割あまりの銘柄が下落した。（中国部・関）
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