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【12月13日の中国本土市場】
2018.12.13 16:54
主要指数はいずれも3日続伸。上海市場は上海総合指数が前日比1.22％高の2634.04ポイント、B株指数が0.87％高の282.29ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.42％高の7808.04ポイント、B株指数が1.45％高の865.33ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約37％増加し、概算で3048億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は36億5000万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は32億4100万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
中国が米国産大豆を買い付けたとの報道が流れた。今月1日の米中首脳会談の開催後では初めてであり、関係改善への期待が膨らんだ。また、米国が撤回を求めていたハイテク産業育成政策「中国製造2025」の見直しを中国が検討しているとも報じられた。米中貿易摩擦の緩和への期待から、上海総合指数は小高く寄り付いた。その後は一本調子で上昇。後場は上げ幅をやや縮めたものの、高値圏で取引を終了した。上海市場は全体の8割近くの銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.42％高だった。深セン市場の上昇銘柄は7割に上った。中小企業板指数は0.85％高、創業板指数は0.72％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が堅調。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）が1.35％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.93％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.56％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.27％高だった。保険株が強く、新華人寿保険'A'（601336.SS）が1.72％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.40％高、平安保険'A'（601318.SS）が1.18％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.88％高だった。
そのほかでは、来年の経済政策の方針を決める中央経済工作会議が近日開かれると報じられ、財政出動への期待から建設・建材株が強い。中国鉄建'A'（601186.SS）が6.89％高、中国交通建設'A'（601800.SS）が4.11％高、中国建築（601668.SS）が3.87％高、安徽海螺水泥'A'（600585.SS）が3.60％高。家電株が堅調。華帝（002035.SZ）が7.05％高、美的集団（000333.SZ）が6.30％高、青島ハイアール（600690.SS）が6.22％高、格力電器（000651.SZ）が4.01％高。一方、産金株が軟調。湖南黄金（002155.SZ）が1.21％安、山東黄金'A'（600547.SS）が0.77％安、中金ゴールド（600489.SS）が0.58％安だった。
上海B株市場は全体の8割半あまりの銘柄が上昇。深センB株市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇した。（中国部・関）
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