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【12月12日の中国本土市場】
2018.12.12 16:47
主要指数はいずれも続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.31％高の2602.15ポイント、B株指数が0.33％高の279.84ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.16％高の7698.01ポイント、B株指数が0.82％高の852.89ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約2％増加し、概算で2226億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は13億3000万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は1億4400万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
中国と実りある対話を行っており、重要な発表を待ってほしいと米国のトランプ大統領がツイート。また、カナダの裁判所が華為技術の最高財務責任者（CFO）の保釈を決定した。一方で、中国との貿易交渉に資するなら、CFOの件について干渉するとトランプ大統領が表明。CFOの身柄が米国に引き渡されるか依然として流動的ななか、上海総合指数は小高く寄り付いた。積極的な買いは続かず、その後は上げ幅を縮める展開。後場も小幅高で推移し、3日ぶりに終値で節目の2600ポイントを回復した。上海市場は全体の5割近くの銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.32％高だった。深セン市場の下落銘柄は5割近くに上った。中小企業板指数は0.0008％高、創業板指数は0.04％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が堅調。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.75％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.56％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.28％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.18％高だった。二大石油株は中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.79％高、中国石油化工'A'（600028.SS）が0.17％高。保険株も強く、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.52％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.74％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）と平安保険'A'（601318.SS）が0.46％高だった。
そのほかでは、中国が米国車の関税を引き下げると報道され、自動車部品株が強い。威ソウ威（002662.SZ）、浙江世宝'A'（002703.SZ）と光啓技術（002625.SZ）がストップ高、奥特佳新能源（002239.SZ）が4.91％高。ビール株が堅調。珠江ヒ酒（002461.SZ）がストップ高、青島ビール'A'（600600.SS）が5.73％高、燕京ヒ酒（000729.SZ）が4.71％高。一方、通信株が反落。南京熊猫電子'A'（600775.SS）が6.02％安、中興通訊'A'（000063.SZ）が1.67％安、烽火通信（600498.SS）が1.16％安、中天科技（600522.SS）が1.10％安だった。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の6割半ほどの銘柄が上昇した。（中国部・関）
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