中国株ニュース 詳細
【12月11日の中国本土市場】
2018.12.11 16:49
主要指数はいずれも反発。上海市場は、上海総合指数が前日比0.36%高の2594.08ポイント、B株指数が0.22%高の278.92ポイントだった。深セン市場は5日ぶりに反発し、深セン成分指数が0.79%高の7685.40ポイント、B株指数が0.12%高の845.90ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約9%減少し、概算で2184億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は1億6100万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は3億6600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
劉鶴・副首相が、米国のムニューシン財務長官、ライトハイザー通商代表部(USTR)代表らと貿易問題について電話会談。今後のタイムスケジュールのほか、経済政策や米国産農作物の輸入などについて議論したと報道された。貿易問題の改善への期待を背景に、上海総合指数は小高く寄り付いた。その後は小幅高で推移。後場に入ると上げ幅を縮小し、中盤にはマイナスに転じる場面もあった。引けにかけて再び上昇に転じたが、節目の2600ポイントに届かず、取引を終了した。上海市場は全体の7割の銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.29%高だった。深セン市場の上昇銘柄は7割あまりに上った。中小企業板指数は0.73%高、創業板指数は0.84%高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.45%高だったものの、中国農業銀行'A'(601288.SS)、中国工商銀行'A'(601398.SS)、中国銀行'A'(601988.SS)はいずれも前日比変わらずだった。国際原油価格の下落を受け、二大石油株は中国石油化工'A'(600028.SS)が1.18%安、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.52%安。保険株は総じて堅調で、平安保険'A'(601318.SS)こそ0.01%安だったものの、太平洋保険'A'(601601.SS)が1.41%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が0.58%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)が0.32%高だった。
そのほかでは、次世代情報インフラの建設プロジェクトを実施するよう国家発展改革委員会が通知を出したことをうけ、通信関連株が強い。南京熊猫電子'A'(600775.SS)がストップ高、中天科技(600522.SS)が2.52%高、烽火通信(600498.SS)が2.46%高、中興通訊'A'(000063.SZ)が1.49%高。一方、ガス株が軟調。大衆公用事業'A'(600635.SS)が3.98%安、中天能源(600856.SS)が2.70%安、火炬燃気(603080.SS)が1.51%安、重慶燃気(600917.SS)が0.26%安だった。
上海B株市場は全体の5割の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の4割半あまりの銘柄が上昇した。(中国部・関)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門