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【12月7日の中国本土市場】
2018.12.07 16:46
主要指数はまちまち。上海市場は3日ぶりに反発し、上海総合指数が前日比0.02%高の2605.88ポイント、B株指数が0.06%高の280.68ポイントだった。深セン市場は3日続落し、深セン成分指数が0.01%安の7733.89ポイント、B株指数が0.52%安の859.53ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約23%減少し、概算で2409億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売越額は3億5400万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は買い越しに転じ、買越額は1億1000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
華為技術の最高財務責任者(CFO)がカナダで逮捕され、米中貿易摩擦への警戒感が高まる一方で、米国の利上げが一時的に休止するとの観測を受け、前日のニューヨーク市場はダウ平均が小幅続落。また、来年にも財政出動の必要があると、大手紙が主張。こうしたなか、上海総合指数は小高く寄り付いた。その後は前日終値を挟み一進一退。前場で節目の2600ポイントを割り込む場面もあったが、すぐに買い戻された。後場も小動きに終始し、終値での2600ポイント割れを回避した。上海市場と深セン市場はいずれも全体の5割の銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.15%安だった。中小企業板指数は0.09%安、創業板指数は0.35%安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.28%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が前日比変わらずだった一方、中国銀行'A'(601988.SS)が0.27%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.15%安。二大石油株は中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.39%安、中国石油化工'A'(600028.SS)は0.17%安だった。
そのほかでは、財政出動への期待から建設株が強い。安徽水利(600502.SS)が3.65%高、中国電建(601669.SS)が2.76%高、中国建築(601668.SS)が1.02%高。5G(第五世代移動通信)の試験運用が来年に始まると報道され、関連銘柄が反発。盛路通信(002446.SZ)が7.50%高、光迅科技(002281.SZ)が0.95%高、中興通訊'A'(000063.SZ)が0.50%高、烽火通信(600498.SS)が0.43%高。一方、医薬品の集中調達にともない価格の大幅下落が予想され、関連銘柄が続落。麗珠医薬'A'(000513.SZ)が8.98%安、恒瑞医薬(600276.SS)が6.81%安、復星医薬'A'(600196.SS)が6.07%安、国薬(600511.SS)が4.46%安だった。
上海B株市場は全体の5割の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の5割半ほどの銘柄が下落した。(中国部・関)
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