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【12月5日の中国本土市場】
2018.12.05 16:50
主要指数はいずれも反落。上海市場はいずれも4日ぶりに反落し、上海総合指数が前日比0.60％安の2649.80ポイント、B株指数が0.86％安の282.71ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日ぶりに反落し、0.31％安の7928.51ポイント。B株指数が3日ぶりに反落し、0.48％安の875.47ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約2％減少し、概算で3222億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は12億200万元、「深股通」（香港経由の深センA株投資）は売り越しに転じ、売越額は6300万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が大幅反落。米中協議が合意に達しなかった場合、制裁関税を課すとトランプ大統領がツイートするなど、あらためて米中貿易摩擦への懸念が台頭。一方で商務部のスポークスマンが、タイムスケジュール通りに交渉を進めていくと表明し、市場の懸念を和らげた。こうしたなか、上海総合指数は低く寄り付いた。その後は買い戻され、下げ幅を縮める展開。後場に入ると下げ幅を広げたが、底値も堅く、小幅安で取引を終了した。上海市場は全体の7割半の銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.57％安だった。深セン市場の下落銘柄は7割に上った。中小企業板指数は0.44％安、創業板指数は0.21％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が軟調。太平洋保険'A'（601601.SS）が1.65％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が1.53％安、平安保険'A'（601318.SS）が0.98％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.85％安。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）は0.83％安、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.77％安だった。
そのほかでは、酒造株が堅調。瀘州老窖（000568.SZ）が2.02％高、茅台酒（600519.SS）が1.30％高、洋河酒廠（002304.SZ）が0.20％高だった。医薬株が強い。必康製薬（002411.SZ）がストップ高、健友生化（603707.SS）が6.53％高、康美薬業（600518.SS）が1.94％高、復星医薬'A'（600196.SS）が1.43％高。一方、証券株が軟調。東方証券'A'（600958.SS）が2.14％安、中信建投証券'A'（601066.SS）が2.02％安、中国銀河証券'A'（601881.SS）が2.01％安、光大証券'A'（601788.SS）が1.73％安だった。
上海B株市場は全体の8割の銘柄が下落。深センB株市場は全体の7割近くの銘柄が下落した。（中国部・関）
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