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中国外運、中外運空運との吸収合併・A株上場計画のスケジュール
2018.12.05 11:51
中国外運(00598.HK)は4日、子会社の中外運空運(600270.SS)との大規模な再編計画の予定スケジュールを明らかにした。計画によると、中国外運は13億5163万7231株(再編後の発行済み株数の18.26%)のA株を新規発行し、株式交換を通じて中外運空運を100%子会社化したうえで吸収合併する。中外運空運の株主が受け取る中国外運のA株は上海証券取引所に上場見通しであるほか、現金買取オプションも行使できる(注意:中外運空運の株式を保有する弊社お客様は現金受領、あるいは中国外運のA株受領のいずれになるか現時点で未定です。同A株を取得した場合でも新規上場後から一定の期間を経て売却可能となります)。中外運空運の吸収合併を経て中国外運は存続会社として中外運空運の全資産・負債・人員などを引き継ぎ、一方の中外運空運の株式は上場廃止・消却される。
予定スケジュールによると、現金オプションの権利登記日は2018年12月12日で、同日に中外運空運のA株の最終取引日を迎える。同オプション行使の申請日は翌12月13日で、同日から中外運空運のA株は売買を停止し、そのまま上場廃止となる見通し。同オプションは12月20日までに行使され、結果が明らかになる運びという。株式交換の実施日、中外運空運株の上場廃止日などはあらためて開示する。
なお、中国外運のA株の発行価格は5.24元(配当による権利落ち後)、交換比率は中外運空運の株式1株につき、中国外運の株式3.8225株を予定。中外運空運の株式1株あたりの対価は20.03元(5.24×3.8225)と計算され、2018年12月4日の終値22.48元を10.90%下回る水準。また、現金買取価格の16.68元は同日終値を25.80%下回る。
吸収合併により、中国外運は各事業間の統合を強め、グループ全体の経営効率化やシナジー効果につながるほか、A・H重複上場を通じて資金調達力の向上が図れると説明している。
(同件につきましては、2018年10月15日付「中外運空運との吸収合併・A株上場計画をCSRCが承認」、2018年9月21日付「中外運空運との吸収合併・A株上場を含む再編計画の概要」、2018年3月1日付「中外運空運の100%子会社化とA株上場を計画」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2018/12/04)
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