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【11月30日の中国本土市場】
2018.11.30 16:52
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも反発し、上海総合指数が前日比0.80％高の2588.18ポイント、B株指数が0.46％高の279.41ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が反発し、1.11％高の7681.74ポイント。B株指数が6日続落し、0.004％安の858.95ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約14％減少し、概算で2674億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は42億5200万元、「深股通」（香港経由の深センA株投資）は買い越しに転じ、買越額は16億7700万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
米中首脳会談を週末にひかえ、様子見ムードが広がり、前日のニューヨーク市場はダウ平均が小幅に反落。11月のCFLP製造業PMIは予想を下回り、16年7月以来の低さとなった。そうしたなか、上海総合指数は小安く寄り付いた。その後は前日終値を挟み一進一退。後場の中盤でプラスに転じると、上げ幅を拡大。節目の2600ポイントには届かなかったが、高値圏で取引を終了した。上海市場は大型株を中心に全体の6割半の銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.09％高だった。深セン市場の上昇銘柄は6割半近くに上った。中小企業板指数は0.97％高、創業板指数は1.26％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が堅調。新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.77％高、平安保険'A'（601318.SS）が0.69％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.46％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が0.44％高。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が1.20％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.66％高だった。
そのほかでは、白酒の出荷価格の引き上げが報道され、酒造株が強い。杏花村汾酒（600809.SS）が6.37％高、宜賓五糧液（000858.SZ）が3.88％高、洋河酒廠（002304.SZ）が2.69％高、茅台酒（600519.SS）が2.42％高だった。石炭会社が電力会社と交わす中長期契約について、取引量を前年以上にするよう当局が通知したと報じられ、石炭銘柄が堅調。陝西煤業（601225.SS）が1.71％高、ヤン州煤業'A'（600188.SS）が1.59％高、神華能源'A'（601088.SS）が1.24％高。一方、メディア株が弱い。電広伝媒（000917.SZ）と上海新華メディア【売付のみ】（600825.SS）が6.81％安、貴州広播電視（600996.SS）が6.04％安、湖北広播電視（000665.SZ）が5.74％安だった。
上海B株市場は全体の6割近くの銘柄が下落。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が下落した。（中国部・関）
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