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【11月28日の中国本土市場】
2018.11.28 17:06
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が5日ぶりに反発し、前日比1.05％高の2601.73ポイント。B株指数は続伸し、0.81％高の279.49ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続伸し、1.59％高の7757.07ポイント。B株指数が4日続落し、0.11％安の866.24ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約17％増加し、概算で2923億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額はそれぞれ20億6800万元、8億900万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が続伸。週末の米中首脳会談で合意に達する可能性があるとクドロー米国家経済会議（NEC）委員長が発言。貿易摩擦解決への期待から、上海総合指数は小高く寄り付いた。その後は前日終値を挟み一進一退。前場の中盤にプラスに転じると、そのまま上げ幅を拡大。後場は高値圏で推移し、終値で節目の2600ポイントを4日ぶりに回復した。上海市場は全体の8割近くの銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.12％高だった。深セン市場の上昇銘柄は7割半に上った。中小企業板指数は1.36％高、創業板指数は1.94％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が堅調。新華人寿保険'A'（601336.SS）が1.08％高、平安保険'A'（601318.SS）が1.04％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が0.96％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.88％高。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が1.03％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.66％高だった。
そのほかでは、5G（第五世代移動通信）ネットワークを通じたテレビ放送を当局が推進していくと報じられ、メディア・5G関連株が強い。陝西広電網絡【売付のみ】（600831.SS）、湖北広播電視（000665.SZ）がストップ高、中国聯通（600050.SS）が1.89％高、烽火通信（600498.SS）が1.42％高。理財商品の発行が前期比で大幅に増加したと伝わり、証券株が堅調。中信建投証券'A'（601066.SS）が7.78％高、中国銀河証券'A'（601881.SS）が4.76％高、興業証券（601377.SS）が3.79％高、中信証券'A'（600030.SS）が1.79％高。一方、産金株が軟調。中金ゴールド（600489.SS）が1.30％安、西部黄金（601069.SS）が1.27％安、甘粛剛泰（600687.SS）が1.13％安、山東黄金'A'（600547.SS）が0.42％安だった。
上海B株市場は全体の8割半の銘柄が上昇。深センB株市場は上昇銘柄が下落銘柄よりわずかに多かった。（中国部・関）
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