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【11月21日の香港市場】
2018.11.21 17:51
主要指数はいずれも反発。ハンセン指数は前日比0.50%高の2万5971.47ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.19%高の1万486.07ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約1%増加し、概算で782億9300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が買い越しに転じ、買越額は3億2300万元。深セン経由は4億1500万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が大幅に続落。新型iPhoneの販売不振が引き続き懸念され、アップル株が売られたほか、主力のハイテク株が軟調。ナスダック総合株価指数も下落した。外部環境の低迷を背景に、香港市場は主要指数が低く寄り付いた。その後は下げ幅を縮める展開。いずれの指数も後場で上げに転じた。米国の感謝祭を控え、商いは閑散。本土マネーの動きも鈍く、「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約8%にとどまった。
ハンセン指数の構成銘柄では、碧桂園控股(02007.HK)が上昇率1位の4.87%高。中国本土の主要都市で住宅ローン金利が引き下げられているとの報道を好感したもようだ。昨日は軟調だったマカオのカジノ株が反発し、銀河娯楽(00027.HK)が上昇率3位の3.77%高、サンズチャイナ(01928.HK)が1.41%高。昨日の下落率1位だった石薬集団(01093.HK)は買い戻され、本日は2.22%高。米アップル関連の銘柄は反発し、舜宇光学科技(02382.HK)が1.91%高、瑞声科技(02018.HK)が1.85%高だった。
時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は反発し、上昇率4位の2.84%高。58%出資する騰訊音楽(テンセント・ミュージック)が来年初めの米国上場を計画中と外電が報道し、これも材料視されたもようだ。一方、原油相場の下落を嫌気し、石油株が軟調。中国海洋石油(00883.HK)が下落率1位の2.45%安、中国石油天然気(00857.HK)が同3位の1.98%安、中国石油化工(00386.HK)が同5位の1.34%安。本土系通信株も軟調だった。長江グループの銘柄は、豪州で天然ガスパイプラン会社を買収する計画が中止となったことが売り材料となった。(中国部・千原)
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