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【11月21日の中国本土市場】
2018.11.21 16:50
主要指数はまちまち。上海市場は反発し、上海総合指数が前日比0.21％高の2651.50ポイント、B株指数は0.58％高の283.43ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が反発し、0.36％高の7908.46ポイント。B株指数が3日続落し、0.07％安の889.23ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約18％減少し、概算で3472億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はいずれも買い越しに転じ、買越額はそれぞれ5億9100万元、6億8700万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が大幅続落。外部環境が一段と悪化し、上海総合指数は低く寄り付いた。しかし、その後は買い戻され、前場の中盤に一時プラスに転じる場面もあった。後場に入ると、前日終値を挟み一進一退。終値で2650ポイントを回復した。上海市場と深セン市場はいずれも全体の6割半の銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.18％高だった。中小企業板指数は0.47％高、創業板指数は0.56％高だった。売買代金は7日ぶりに4000億元を割り込んだ。
上海A株市場の主力セクターでは、国際原油価格の下落を受け、石油株が弱い。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が1.81％安、中国石油天然気'A'（601857.SS）が1.53％安。時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.55％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.27％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.18％高だった一方、中国建設銀行'A'（601939.SS）が前日比変わらずだった。
そのほかでは、国による医薬品の集中買入れが11都市で正式に実施されることになったが、事前に織り込まれており、医薬株が反発。中珠医療（600568.SS）が6.99％高、復星医薬'A'（600196.SS）が3.91％高、恒瑞医薬（600276.SS）が2.20％高、国薬（600511.SS）が1.12％高。国家発展改革委員会が1000億元超の高速鉄道プロジェクトを認可したと報道され、関連銘柄が強い。晋億実業（601002.SS）が6.70％高、神州高鉄（000008.SZ）が4.96％高、華鉄通達（000976.SZ）が3.91％高、中国中車'A'（601766.SS）が1.62％高。一方、製紙株が弱い。太陽紙業（002078.SZ）が1.98％安、山鷹ペーパー（600567.SS）が1.51％安、景興紙業（002067.SZ）が0.76％安、山東晨鳴紙業'A'（000488.SZ）が0.32％安だった。
上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が上昇。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が下落した。（中国部・関）
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