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【11月16日の香港市場】
2018.11.16 17:49
主要指数はいずれも続伸。ハンセン指数は前日比0.30%高の2万6183.53ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.26%高の1万583.77ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約9%減少し、概算で783億3300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が5億3500万元の買い越し。深セン経由の買越額は1億6500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が5日ぶりに反発。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる不透明感で売りが先行したものの、米中が貿易戦争の休戦合意に向けて努力しているという報道が流れ、買いが優勢となった。その後、今月末にも開催される米中首脳会談は貿易の枠組みについての話し合いにとどまり、来年1月の対中制裁関税は予定通りに実施されるとの見方をロス商務長官が明らかにし、再び不透明感が強まった。
こうした米中摩擦をめぐる警戒感を背景に、香港の主要指数は低く寄り付き、ハンセン指数は序盤で節目の2万6000ポイントを割り込んだ。前場の終盤に入ると、上海市場の動きを追い風に上げに転じたが、週末ということもあり、後場は前日終値を挟んで一進一退。いずれの指数も小幅高で取引を終了した。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率1位だったテンセント(00700.HK)が0.83%高と続伸。時価総額が大きいことから、ハンセン指数の上昇に寄与した。本土系不動産株では華潤置地(01109.HK)が1.60%高、中国海外発展(00688.HK)が1.53%高となり、上昇率2~3位に並んだが、碧桂園控股(02007.HK)は10億米ドル以上の転換社債(CB)を発行すると外電が報じたことを嫌気し、0.76%安だった。
そのほかでは、民営幼稚園の買収や上場を規制する政策を嫌気し、教育関連株が大幅安。中国楓葉教育集団(01317.HK)が18.69%安、天立教育(01773.HK)が15.25%安、宇華教育(06169.HK)が14.54%安だった。(中国部・千原)
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