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【11月14日の香港市場】

2018.11.14 17:47

 主要指数は3営業日ぶりに反落した。ハンセン指数は前日比0.53%安の2万5654.43ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.70%安の1万405.16ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約13%減少し、概算で793億6800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が4200万元の売り越しに転じ、深セン経由が3億7000万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 石油輸出国機構(OPEC)が来年の原油需要見通しを引き下げたことで、前日のニューヨークWTI原油先物は7%超も下落し、過去最長の12営業日続落となった。急速な原油安が嫌気し、米国株でもダウ平均が続落。外部環境の悪化が続き、本日の香港株市場の主要指数は軟調な値動きが続いた。ハンセン指数は2万5000ポイント台半ばに後退。前場で発表された中国の主要統計も小売総額が下振れし、軟調な地合いが続いた。

 原油相場急落を受け、三大石油株の中国海洋石油(00883.HK)が4.65%安、中国石油天然気(00857.HK)が3.57%安、中国石油化工(00386.HK)が2.25%安に沈み、ハンセン指数構成銘柄の下落率2~4位に並んだ。安東油田服務(03337.HK)が4.54%安、中海油田服務(02883.HK)が4.37%安と、油田サービス大手も下落。タンカー輸送需要の低迷が警戒され、海運大手の中遠海運能源運輸(01138.HK)が4.98%安だった。医薬セクターの売りが目立ち、石薬集団(01093.HK)が5.54%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈み、康哲薬業(00867.HK)が12.76%安、広州白雲山医薬(00874.HK)が5.19安、中国生物製薬(01177.HK)が4.45%安。

 このほか、中国の10月のマネーサプライM2、社会融資総額、新規貸出額の伸び率がいずれも弱い内容となったことで、金融セクターが総じて下落。中信証券(06030.HK)が1.52%安、平安保険(02318.HK)が1.09%安、中国人寿保険(02628.HK)が0.72%安、中国建設銀行(00939.HK)が0.31%安だった。

 一方で燃油安による利益率改善期待から、中国南方航空(01055.HK)が4.41%高、中国国際航空(00753.HK)が4.20%高、中国東方航空(00670.HK)が1.84%高など、航空大手が続伸。ガソリン価格下落も織り込まれ、国内市場回復への期待感から自動車株のブリリアンスチャイナ(01114.HK)が2.93%高、中国永達汽車(03669.HK)が2.63%高、長城汽車(02333.HK)が2.11%高で引けた。また、英国に本拠を置く金融世界大手のHSBC(00005.HK)が0.77%高で、ハンセン指数の下げ幅を縮めた。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、両者の事務レベルで暫定合意に達したとの報道が好感された。(中国部・畦田)
 
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