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【11月13日の香港市場】

2018.11.13 17:41

 主要指数は小幅続伸。ハンセン指数は前日比0.62%高の2万5792.87ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.36%高の1万478.71ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約24%増加し、概算で908億7200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が14億2900万元、深セン経由が3億5300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 前日の米国株市場はアップルを含む主要企業の業績減速懸念を背景に、主要3指数が大幅に下落した。外部環境が一段と悪化し、本日の香港株市場は主要指数が大幅安でスタート。ハンセン指数は2万5000ポイント割れが意識された。だが、A株市場の地合い改善を材料に主要指数は前場で下げ幅を縮小。劉鶴・副首相が近日中に訪米して交渉を行うとの消息筋情報が流れると、後場は米中対立緩和の期待感を支えに前日終値付近で一進一退となり、最終的に続伸して取引を終えた。

 産油国減産の可能性が浮上するも、トランプ大統領の減産反対姿勢を受けて不透明感は強く、大型石油株の中国海洋石油(00883.HK)が3.05%安、中国石油天然気(00857.HK)が1.34%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1~2位に沈んだ。当局による民営企業向け融資の増加圧力が嫌気され、中国郵政儲蓄銀行(01658.HK)が2.92%安、中信銀行(00998.HK)が0.41%安など、銀行大手が概ねさえない。

 一方で食品大手の中国旺旺(00151.HK)が2.34%高と反発。18年9月中間決算で小幅ながらも増収増益を確保したことが好感された。米中両国で事業展開する食肉大手の万洲国際(00288.HK)は米中摩擦懸念の後退で2.13%高。通商摩擦緩和の観測から海運セクターの中遠海運発展(02866.HK)が3.57%高、中遠海運能源運輸(01138.HK)が2.55%高、東方海外(00316.HK)が1.73%高だった。燃料安による利益率改善期待から中国南方航空(01055.HK)が4.40%高、中国国際航空(00753.HK)が3.65%高、中国東方航空(00670.HK)が1.45%高など、航空大手が買い進まれた。

 個別では不動産大手の華潤置地(01109.HK)が2.18%高と買われ、10月の販売額の大幅増加が好感された。製薬大手の麗珠医薬(01513.HK)は約2.7億元の政府補助金の受領を材料に4.28%高だった。(中国部・畦田)
 
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