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【11月13日の中国本土市場】
2018.11.13 17:18
主要指数はいずれも続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.92％高の2654.87ポイント、B株指数が1.02％高の279.38ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.67％高の7963.65ポイント、B株指数が1.39％高の908.73ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約34％増加し、概算で4556億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は13億7700万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は12億9700万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場のダウ平均が大幅に続落。米国が中国に対し、輸出規制や法的措置など非関税の制裁措置を計画しているとの報道があり、貿易摩擦激化への懸念から、上海総合指数は低く寄り付いた。もっとも、劉鶴・副首相と米国のムニューシン財務長官が電話会談により協議を再開したと報道されると、下げ幅を縮め、プラスに転じて前場を終了。その後は上げ幅を拡大し、高値圏で取引を終了した。終値で2600ポイントを守った。上海市場と深セン市場は全体の8割半の銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.73％高だった。中小企業板指数は1.69％高、創業板指数は1.69％高だった。売買代金は7日ぶりに4000億元を超えた。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株は中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.37％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.27％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.27％高だったが、中国建設銀行'A'（601939.SS）は前日比変わらず。国際原油価格の下落を受け、二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が前日比変わらずだった一方、中国石油天然気'A'（601857.SS）は0.73％安だった。
そのほかでは、証券株が堅調。太平洋証券（601099.SS）が8.92％高、中信建投証券'A'（601066.SS）が4.23％高、国金証券（600109.SS）が2.77％高、華泰証券'A'（601688.SS）が2.45％高。メディア・映画株も強い。華聞伝媒（000793.SZ）が7.59％高、慈文伝媒（002343.SZ）が5.93％高、万達電影（002739.SZ）が5.75％高、時代出版（600551.SS）が4.81％高。一方、一部の石炭株が弱含んだ。陝西煤業（601225.SS）、中煤能源'A'（601898.SS）、山西藍焔（000968.SZ）が前日比変わらずの一方、神華能源'A'（601088.SS）が0.90％安だった。
上海B株市場は全体の9割半の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の8割半の銘柄が上昇した。（中国部・関）
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