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上海先進半導体、大型国有企業による吸収合併計画を発表
2018.10.31 13:13
上海先進半導体(03355.HK)は10月30日、同社を吸収合併することで、経営陣が大型国有企業の中国電子信息産業有限公司(CEC)と合意したと発表した。実際の買収はCECの100%子会社「華大半導体有限公司」(華大)の支配下にある上海積塔半導体有限公司(積塔)が担い、計画が発効した場合、積塔は上海先進半導体の全株式を買収・消却し、すべての資産・負債を引き継ぐという。
上海先進半導体の株式1株あたりの買取価格は1.5HKドル(内資株は1.33元)で、2018年10月25日の終値0.9HKドルを66.67%上回る水準。提示価格の引き上げはないという。現時点で華大は上海先進半導体の株式19.65%を直接保有するほか、傘下に置く上海貝嶺(600171.SS)を通じて同社株8.23%を実質保有している。
同計画が発効した場合、上海先進半導体の株式は上場廃止となる。2019年末までに完了させる必要があり、関連当局の承認や独立株主による株主総会での75%以上の賛成などが発効条件に設定されていることから、必ずしも実現するとは限らないと強調。予定スケジュールはあらためて開示するという。
今回の情報開示のため、上海先進半導体の株式は2018年10月26日に売買停止となったが、10月31日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2018/10/30)
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